研究課題
基盤研究(B)
IL-15はNK細胞・NKT細胞・γδT細胞の分化と活性化、および成熟CD8+T細胞の活性化などに中心的な役割を担うサイトカインであるが、IL-15受容体α鎖結合に起因する血管漏出症候群(VLS)・安定性・組織移行性などが問題となり臨床応用に至っていない。申請者は大規模スクリーニングを実施し、増殖活性を持つがIL-15受容体α鎖に結合しないIL-15変異体を得た。本研究では「改変型IL-15は抗腫瘍活性を発揮する」という仮説を立て、その検証を行う