研究課題/領域番号 |
23K24249
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補助金の研究課題番号 |
22H02988 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
岡田 洋平 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 教授 (30383714)
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研究分担者 |
小野寺 一成 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 助教 (80895772)
伊藤 卓治 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 助教 (30794151)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2023年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 疾患特異的iPS細胞 / 運動ニューロン疾患 / 神経筋接合部 / 疾患iPS細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
球脊髄性筋萎縮症(SBMA)は、成人男性に発症する緩徐進行性の下位運動ニューロン変性疾患である。ポリグルタミン鎖の伸長した変異アンドロゲン受容体(AR)が、リガンドであるテストステロン依存的に凝集体を形成し、神経変性を誘導すると考えられてきたが、近年、骨格筋や神経筋接合部(NMJ)の病態への関与が示唆されている。本研究では、SBMA疾患iPS細胞から誘導した運動ニューロンと骨格筋により神経・筋相互作用を再現する疾患モデルを作成し、NMJを介した分子病態解明と治療標的探索を行う。
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研究実績の概要 |
SBMA患者由来運動ニューロンと骨格筋を様々な組み合わせで共培養し、タイムラプスイメージングや免疫染色等による解析を行なった。その結果、患者の病態を反映していると考えられる表現型を捉えることに成功した。そこで、表現型が得られた共培養法を用いて、機能的解析や電子顕微鏡による微細構造解析を行なった。得られた結果から、SBMA疾患特異的iPS細胞を用いて、神経・筋相互作用をも再現する新たな疾患モデルを作成し得たと考えられた。現在、詳細な分子病態の解析を進めるとともに、トランスクリプトーム解析等により病態関連分子の探索を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、SBMA疾患特異的iPS細胞を用いた疾患モデルの作成と表現型解析が進められたため。
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今後の研究の推進方策 |
SBMA疾患特異的iPS細胞を用いた神経・筋共培養による疾患モデルを用いて、機能的変化や微細構造変化を解析し、さらに病態の分子メカニズムの解明を進める予定である。
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