研究課題/領域番号 |
23K24261
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補助金の研究課題番号 |
22H03000 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
扇谷 昌宏 旭川医科大学, 医学部, 講師 (60636455)
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研究分担者 |
山崎 亮 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10467946)
加藤 隆弘 九州大学, 医学研究院, 准教授 (70546465)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2023年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2022年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | ミクログリア / 精神神経疾患 / トランスレーショナル研究 / 精神科 / 神経内科 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、申請者が開発したヒト末梢血誘導型ミクログリア細胞技術を用いて、患者由来のミクログリアを分子・細胞機能レベルで詳細に解析し、各疾患に特異的な活性化の分類を行うことを目的としている。 疾患横断的にミクログリアの活性化を分類することで、精神神経疾患とミクログリアの関係を俯瞰的に捉えることが可能となる。そうして本研究は、未だ謎が多い精神神経疾患の本質にミクログリアという切り口で迫ろうとするものである。
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研究実績の概要 |
我々の脳にはニューロン(神経細胞)以外にも様々な細胞が存在しており、それらの細胞が疾患と深く関わっていることが近年明らかにされている。特に、脳内で唯一の免疫細胞であるミクログリアは、他の細胞と由来や性質が大きく異なり、疾患への関与が非常に注目されている。 近年、精神神経疾患において、ミクログリアが活性化していることは紛れもない事実として認識されている。しかしながら、非常に多様な現象が十把一絡げに“活性化”の一言で片付けられている。そのため、各疾患においてミクログリアの何が?どのように?活性化しているのかをヒトのレベルで疾患横断的に詳細に解析し、分類した研究は未だ無い。 本研究は、申請者が開発したヒト末梢血誘導型ミクログリア細胞技術を用いて、患者由来のミクログリアを分子・細胞機能レベルで詳細に解析し、各疾患に特異的な活性化の分類を行うことを目的としている。 疾患横断的にミクログリアの活性化を分類することで、精神神経疾患とミクログリアの関係を俯瞰的に捉えることが可能となる。そうして本研究は、未だ謎が多い精神神経疾患の本質にミクログリアという切り口で迫ろうとするものである。 本年度は、昨年度に確立した実験条件をもとに各種実験を実施した。いくつかの疾患において健常群と異なる現象を確認することができた。現在、症例の追加や追加実験を実施中である。いずれも細胞機能に関する実験結果であり、ヒトin vittro評価系での有用性を示唆している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、申請者が開発したヒト末梢血誘導型ミクログリア細胞技術を用いて、患者由来のミクログリアを分子・細胞機能レベルで詳細に解析し、各疾患に特異的な活性化の分類を行うことを目的としている。 2年目である本年度は、初年度に確立した実験条件を用いて各種実験を実施している。いくつかの疾患において健常群と異なる現象を確認することができた。現在、症例の追加や追加実験を実施中である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度と同様に、各種実験の実施を精力的に行う。
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