研究課題/領域番号 |
23K24263
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補助金の研究課題番号 |
22H03002 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
中島 振一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60383866)
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研究分担者 |
野田 賀大 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (20807226)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2025年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 治療抵抗性統合失調症 / 前帯状回(ACC) / 経頭蓋磁気刺激治療(TMS) / QPS / ニューロモジュレーション / TMS |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため、記入しない。
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研究実績の概要 |
本課題では、治療抵抗性統合失調症のQPS治療を開発するにあたり、ドーパミン神経系、グルタミン酸神経系、GABA神経系について、治療反応性との関係をマルチモーダルMRIとTMS脳波、メタボロミクス、神経心理検査を用いて、生化学・神経生理の観点から評価した。治療抵抗性統合失調症患者、寛解統合失調症患者、健常人において、核磁気共鳴スペクトロスコピーで計測した中帯状回のGABA濃度を比較した。統合失調症の治療抵抗性と中帯状回のGABA濃度の上昇が関与していることを明らかにした(Nakajima, Ueno, Iwata, et al.)。治療抵抗性統合失調症患者、寛解統合失調症患者、健常人において、脳波を用いて、聴性定常脳波を計測・比較した。統合失調症の治療抵抗性とガンマ共振の異常が関与していることを明らかにした(Ogyu et al.)。治療抵抗性統合失調症患者、寛解統合失調症患者、健常人において、音楽神経生理検査を用いて、音楽リズム機能を計測・比較した。統合失調症の治療抵抗性とリズム生成機能の異常が関与していることを明らかにした(Honda et al.)。これらの知見により、統合失調症の治療抵抗性と、脳内のドーパミン神経活動と興奮抑制均衡の相互作用の異常が関与していることが示唆された。また、今後のTMS治療研究において、これらをバイオマーカーとして用いることで、TMS治療のプレシジョン・メディシンを開発することが可能になる。これらを総説としてまとめ、Molecular Psychiatry誌に発表した。パイロット研究として、統合失調症の認知機能障害・陰性症状という難治性症状を治療目的とした臨床研究を開始した。すでに認定臨床研究審査委員会(CRB)の承認済である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画書の準備、CRBへの申請を行い、承認を得た。また、治療抵抗性統合失調症のQPS治療を開発するにあたり、ドーパミン神経系、グルタミン酸神経系、GABA神経系について、治療反応性との関係をマルチモーダルMRIとTMS脳波、メタボロミクス、神経心理検査を用いて、生化学・神経生理の観点から評価し、上述のように成果を論文として発表した。これらの結果から、統合失調症の治療抵抗性と、脳内のドーパミン神経活動と興奮抑制均衡の相互作用の異常が関与していることが示唆された。今後のTMS治療研究において、これらをバイオマーカーとして用いることで、TMS治療のプレシジョン・メディシンを開発することが可能になる。
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今後の研究の推進方策 |
被験者の組み入れを進め、QPS治療、臨床評価、MRI撮像、脳波を中心とした神経生理検査、採血を行い、サンプルの集積を行っていく。
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