研究課題/領域番号 |
23K24271
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補助金の研究課題番号 |
22H03010 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
細田 正洋 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (30457832)
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研究分担者 |
床次 眞司 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (80247254)
赤田 尚史 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (10715478)
田副 博文 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 准教授 (60447381)
大森 康孝 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 准教授 (70637602)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | ラドン / 散逸率 / 拡散係数 / 散逸係数 / 土壌 / ラドン-222 / 赤色褐色土 / 花崗岩風化土壌 / 実効拡散係数 |
研究開始時の研究の概要 |
天然放射性希ガスのラドンは喫煙に次いで2番目の肺がんリスク因子である。肺がんリスクの指標として土壌からのラドンの散逸率が有力である。しかし、散逸率を短期間で広範囲に実測することは技術的に困難であり、国際機関が報告した計算モデルでは我が国の実測値を再現できない。また、海外の研究者により提唱された実験式が、土質や風土が明らかに異なる国内土壌に適応できるのかは不明である。本研究では、国内の土質環境を反映した新たな散逸率の実験式を提唱するために実験手法を確立するとともにフィールド調査による検証を行う。
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研究実績の概要 |
土壌中のラドン散逸係数の評価では、初年度に採取した赤色褐色土と花崗岩風化土壌を用いて、循環法とグラブサンプリング法による測定値の不確かさについて検討した。その結果、一般に使用されている循環法では実験系内で生じるリーク係数のばらつきが大きく、それが散逸係数評価の不確かさが大きくなる要因であることが明らかとなった。 土壌中のラドン実効拡散係数の評価は当初の予定と比べて遅れが生じたものの実験系の構築が完了し、最終的には実験の精度を担保するだけの良好なリーク試験の結果を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度にラドンの実効拡散係数の評価において使用する測定器の故障が繰り返し起こり実験系の構築に時間を要した。測定器の修理が完了した後から実験系の構築を行い基礎データを取得しているため、以降は当初の予定より4ヶ月程度の遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
ラドン散逸係数の評価では、実験に興じる土壌試料の厚さの最適な測定条件について検討する。乾燥状態と湿潤状態について同様の室内実験を行う必要がある。その後、決定した実験系において我が国の代表的な土壌試料を用いて土壌水分量と温度の変化に着目した実験を繰り返し、ラドン散逸係数のこれらの因子に着目した実験式を開発する。 ラドン実効拡散系数の評価では遅れが生じているが、構築した実験系を用いて空気中のラドン実効拡散係数の評価を行う。その後、拡散カラムへの土壌試料の詰め方を検討した後、我が国の代表的な土壌試料を用いて土壌水分量の変化に着目した実験を繰り返し実験式を開発する。 さらに、継続して土壌サンプリングやラドン散逸率等のフィールド調査を継続する。
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