研究課題/領域番号 |
23K24352
|
補助金の研究課題番号 |
22H03092 (2022-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
沖山 奈緒子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10581308)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2023年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 自己免疫 / 皮膚筋炎 / マウスモデル / 間質性肺炎 |
研究開始時の研究の概要 |
すでに確立している抗TIF1γ抗体陽性皮膚筋炎を模した筋炎モデルマウスに続き、他の筋炎特異的自己抗体にそれぞれ応じたモデルマウスを確立し、その病態解析と各特異的治療戦略を見出す。
|
研究実績の概要 |
皮膚筋炎マウスモデルの一つとして、筋炎特異的自己抗体の一つである抗TIF1抗体陽性症例に対応した筋炎モデルマウスを確立している。これに対比し、抗MDA5抗体皮膚筋炎患者は、筋炎には乏しく、一方、致死的な間質性肺炎を発症して生命予後が悪いことが知られている。2022年度は、MDA5免疫に、発症契機となり得るウイルス感染症を模した自然免疫活性化操作を加えることで、MDA5誘導間質性肺炎モデルマウスを確立した。養子移入実験や遺伝子改変マウスを用いた実験により、この間質性肺炎モデルの病原性細胞はMDA5反応性CD4 T細胞であることを同定した。また肺組織の解析により治療標的としてインターロイキン6を見出し、実際に抗体医薬を用いた治療実験でインターロイキン6が治療標的として選択肢となることを示した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
目標としていたモデルマウスの解析を終えて、論文投稿に足るまとまった成果としている
|
今後の研究の推進方策 |
他の筋炎自己抗体関連皮膚筋炎に対応するモデルマウスや、担癌皮膚筋炎に対応するモデルマウスの確立と解析へ進めていく
|