研究課題
基盤研究(B)
皮膚は体形変化に適応して、そのサイズを調整する。妊娠期には母体の腹部皮膚が急速に伸展するが、これには真皮で誘導される血管新生が重要であることが明らかとなってきた。本研究では、血管と力場による皮膚のサイズ調整機構を解明する。皮膚伸展を抑制できる変異マウスを用いて、妊娠期における腹腔内臓器や胎児のサイズに与える影響を解析し、皮膚―腹腔内臓器・胎児の連携による母体臓器のサイズ調整機構を解析する。以上から、妊娠に適応するための臓器サイズ調整を担う多臓器間、母体―胎児間相互作用を解明する。