研究課題/領域番号 |
23K24438
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補助金の研究課題番号 |
22H03179 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
萩沢 康介 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生理学, 准教授 (50539244)
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研究分担者 |
武岡 真司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20222094)
石田 治 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 外科, 講師 (20365266)
金子 恒樹 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (40617536)
木下 学 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 教授 (70531391)
照井 克生 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90256074)
宮本 守員 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 講師 (90738923)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2024年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2022年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 凝固障害 / 好中球血小板複合体 / 好中球細胞外トラップ / 臓器障害 / 血小板活性化 / 血小板好中球複合体 |
研究開始時の研究の概要 |
重症外傷や感染症では活性化血小板と好中球が傷害内皮上で相乗的に好中球細胞外トラップ(NETs)形成を促進し、ダメージ関連分子パターン(DAMPs)を放出して病態が重篤化し、消費性凝固障害に至る。 申請者は血小板が放出するアデノシン二リン酸(ADP)による止血促進と細胞保護に着目し、ADPをナノ粒子に封入して傷害(出血)局所で作用させることで、血小板凝集を促進するとともに、ADPから代謝生成されるアデノシンが作用して抗炎症作用や臓器保護作用を発揮する可能性を見出した。 本研究では、消費性凝固障害の発症早期にADP封入ナノ粒子を投与することで、血液凝固を正常化しNETs形成を抑制できるか検討する。
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研究実績の概要 |
凝固障害:LPS投与モデルにおいて、H12-(ADP)-リポソーム治療によって血小板の活性化亢進が抑制できることをフローサイトメトリー解析で明らかにした。これによってフィブリノーゲン消費を抑制し凝固障害を軽減できることが明らかになった。
臓器障害:LPS投与モデルにおいて、H12-(ADP)-リポソーム治療によって血小板の活性化亢進が抑制するとともに、血液中のSyndecan1値で示される内皮障害を抑制できた。これにより、急性肺傷害や急性腎障害が軽減でき、エンドトキシンショックを軽減できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ここまでの成果を論文にまとめ、現在投稿中である
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今後の研究の推進方策 |
羊水塞栓症モデルと人工心肺装着凝固障害モデルについても実験をすすめていく
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