研究課題/領域番号 |
23K24442
|
補助金の研究課題番号 |
22H03183 (2022-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
金澤 雅人 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80645101)
|
研究分担者 |
畠山 公大 新潟大学, 脳研究所, 助教 (20843618)
下畑 享良 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60361911)
田井中 一貴 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80506113)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 末梢血単核球 / 脳梗塞 / 細胞療法 / エクソソーム / miRNA / 機能回復 / ミクログリア / VEGF |
研究開始時の研究の概要 |
亜急性期脳梗塞の神経再生治療は期待されているが,早期に十分な細胞数を用意できない.我々は,この問題を解決するため,虚血類似の低酸素低糖 (oxygen-glucose deprivation: OGD)で刺激し,形質を転換させた末梢血単核球を,ラット脳梗塞モデルに末梢投与することで,梗塞巣の血管新生,神経軸索の伸展を惹起し,機能を回復しうることを見出した.しかし,その機序は不明であった.細胞療法の組織修復機序としてエクソソームの関与が報告されている.本申請では,“OGD刺激単核球由来のエクソソームが組織修復に寄与する”と考え,これを検証する.
|
研究実績の概要 |
亜急性期脳梗塞の神経再生治療は重要な課題である.幹細胞療法が期待されているが,早期に十分な細胞数を用意できない.我々は,この問題を解決するため,虚血類似の低酸素低糖 (oxygen-glucose deprivation: OGD)で刺激し,形質を転換させた末梢血単核球を,ラット脳梗塞モデルに末梢投与することで,梗塞巣の血管新生,神経軸索の伸展を惹起し,機能を回復しうることを見出した.しかし,その作用機序は十分には明らかでなかった.今回,刺激により通常状態では炎症性にある末梢血単核球が,OGD刺激単核球由来のエクソソームのmiRNAにより単核球自体が形質転換すること,さらにOGD刺激単核球がエクソソームのmiRNA、VEGFを介して、脳内のミクログリアも保護的なタイプに修飾されることが組織修復に寄与する機序であることを明らかにした.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
目的の細胞療法の機序の一つは証明できたため.
|
今後の研究の推進方策 |
更にどのように投与した細胞が作用して,治療効果がもたらすのかを検討する.研究を推進するため外部受託もさらに行う.
|