研究課題/領域番号 |
23K24508
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補助金の研究課題番号 |
22H03249 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木股 敬裕 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (50392345)
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研究分担者 |
品岡 玲 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90724500)
枝園 忠彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (30509451)
濱田 龍正 独立行政法人国立病院機構岩国医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 形成外科医師 (40933362)
小阪 美津子 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (50270476)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / 乳癌 / センチネルリンパ節 / axillary reverse mapping / 腋窩リンパ節 / 乳癌術後 / 支持療法 / Axillary reverse mapping |
研究開始時の研究の概要 |
リンパ浮腫は乳がん術後の最も大きな副作用の一つである。予防のために郭清範囲の縮小が行われてきた。最近では上肢からのリンパの流れも明らかにし、腕に関係するリンパ節を保存するAxillary reverse mapping(ARM)が行われているが、それでも完全な予防は難しいこと、陽性切除の場合にリカバリーする方法が確立されていない。 申請者は上下肢の新リンパ地図を作成し、古い解剖教科書を大きく書き換えた。今回、新しいリンパ解剖地図を基にARMをmodifyし、さらにARM陽性リンパ節切除の際に手術介入を行うことで、上肢リンパ浮腫の完全なる予防を試みる。
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研究実績の概要 |
本研究は未だ不明が多いリンパ系の解剖学を明らかにし、それに基いたリンパシンチグラフィの検査方法と読影方法を確立させることで、リンパ浮腫に対する予防・治療のエビデンスを確立させるものである。リンパ系の解剖はリンパ管とリンパ節のそれぞれの位置情報と双方の関係が重要になるが、申請者は新鮮遺体を用いて、短時間にリンパ管の走行情報収集する技術(ICG蛍光リンパ管造影法)とその機器を開発した。それを用いて、100肢分を解析した。上肢リンパ管を走行的に独立した5つのグループに分けることに成功した。それが撓側皮静脈・尺側皮静脈など皮静脈に強く関係することも明らかにしている。そのため、それぞれの群を、撓側・尺側・背撓側・背尺側・正中群と名付けた。また、CTリンパ管造影法を発展させ、多数の遺体からリンパ管とリンパ節の関係性を上肢にて明らかにし、発表している。これによると上肢リンパ管の機能は腋窩・肘窩リンパ節のうち3つが主に担っていることが明らかになった。さらにマイナーなリンパ節が、鎖骨部も含めて2系統存在していることがわかっている。また逆にそれ以外の腋窩リンパ節は前胸部など近位部位の機能を担っていることが示唆されている。次に、遺体研究により培った解剖学的情報より、リンパ浮腫患者におけるリンパ管造影法の変化を書きらかにすべき解析を開始している。現時点では、ICG蛍光リンパ管造影法で解析をしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の健康上の理由のため。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度分の事業により、上肢リンパ系の詳細が、皮膚テリトリー・集合リンパ管・リンパ節の関係まで明らかになった。次にその結果をもとに、センチネルリンパ節・Axillary reverse mappingを申請遺体で行い、乳房リンパ系を明らかにすると同時に、手技の正確性を解剖学的視点から評価する。
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