研究課題
基盤研究(B)
骨の成長を司る成長板軟骨は、軟骨細胞が形態や遺伝子発現をダイナミックに変化させながら連続的な細胞分化を遂行することで形成される。本研究では、1細胞レベルでのエピゲノム解析と遺伝子発現解析を、成長板軟骨の遺伝子発現マップと有機的に統合することで、分化の移行期に局在し遷移プロセスを制御する軟骨細胞とその特異的遺伝子を同定し、骨格形成における役割を解明する。そして、「エピゲノム-RNA発現-組織学的な局在」という階層的な遺伝子発現データを再構築することで、軟骨細胞分化の連続性を制御する階層的遺伝子発現ネットワークの包括的理解を目指す。