研究課題/領域番号 |
23K24544
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補助金の研究課題番号 |
22H03286 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
笠松 厚志 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (60375730)
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研究分担者 |
鵜澤 一弘 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (30302558)
関 直彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50345013)
中嶋 大 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50431747)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 環状RNA / エクソソーム / microRNA / non coding RNA / 口腔癌 / ノンコーディングRNA / 人工合成環状RNA |
研究開始時の研究の概要 |
口腔癌特異的接着能を有するエクソソームに,新規に同定(構築)した人工合成環状RNAを搭載し,腫瘍への送達効率を向上させる。さらに,環状RNAによるスポンジ効果で,標的microRNA の発現抑制および連動する標的遺伝子を探索・同定する。標的microRNAやターゲット遺伝子抑制による腫瘍増殖抑制を目指し,さらにその機序を解明する.最終的には,新規核酸医薬としての可能性を検討する研究である.
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研究実績の概要 |
われわれの先行研究では、当科にて独自に開発した RNA の環状化合成の手法 (特許出願済) を用いて, 癌の進展・転移などの機能に関与している microRNA 群を選択的に吸着する配列を組み込んだ人工合成環状RNA の作製を行う予定である.さらに, それらを当科で開発した口腔癌特異的接着能を有するエクソソームに搭載することで, 腫瘍への送達効率を向上させ, 標的 microRNA の発現抑制による腫瘍増殖抑制を目指し, 核酸医薬としての可能性を検討したいと考えている.以下に本年度の成果を示す。 1) 口腔癌特異的に発現増強している microRNA を The Cancer Genome Atlas (TCGA) を用いて選定し, 発現増強と癌進展度の指標 (浸潤能, 遊走能, 転移能) について多変量解析を用いて 3-5 種類の癌特異的 microRNA候補を同定した. 2) 選定した microRNA 候補に吸着する環状RNA 用塩基配列をルシフェラーゼベクター) に組み込み, HEK293細胞を用いてルシフェラーゼアッセイを行った. 3) ルシフェラーゼアッセイにて有意に吸着がみられる配列が決定するまで吸着配列の検討を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
千葉大学口腔科学 (歯科・顎・口腔外科) および 機能ゲノム学にて口腔癌特異的microRNA の選定と環状RNA 配列決定が完了している.
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今後の研究の推進方策 |
まず, 人工合成環状RNAの作製を行う. 口腔癌担癌ヌードマウスモデルを作製し, 尾静脈から人工合成環状RNA 内包した octExosome を注入する. 注入が終了後にそれぞれの移植組織を摘出し, 蛍光免疫染色にて標的因子の発現状況や, アポトーシス・細胞周期関連因子等の動きを定量的にとらえる.
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