研究課題/領域番号 |
23K24549
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補助金の研究課題番号 |
22H03291 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前原 隆 九州大学, 大学病院, 講師 (10637333)
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研究分担者 |
川野 充弘 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (20361983)
山元 英崇 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (30404073)
中村 誠司 九州大学, 歯学研究院, 特任教授 (60189040)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2022年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | T細胞 / B細胞 / 免疫グロブリン / クラススイッチ / Tfh / B / T 細胞 / IgG4関連疾患 / 異所性胚中心 / IgG4-RD / Tfr |
研究開始時の研究の概要 |
IgG4-RDの唾液腺炎と末梢血に浸潤するT/B細胞を分離採取してシングルセル遺伝子発現解析を行い、B細胞と関連するT細胞について詳細に解析する。この成果を踏まえて、① 疾患に特異的なT細胞とB細胞を明らかにする。② IgG4-RDの異所性胚中心の3次元臓器を作成し、T-B細胞の相互連間を解明する。③ IgG4-RDの新規動物モデルを樹立する。④ IgG4-RDの病態の全容解明と、臨床応用できるバイオマーカーや新規治療薬開発の基盤を整える。
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研究実績の概要 |
IgG4関連疾患(IgG4-RD)の唾液腺炎と末梢血に浸潤するT/B細胞を分離採取してシングルセル遺伝子発現解析を行う。①IgG4-RDに特徴的なIgG4産生への免疫グロブリンのクラススイッチに関与するB細胞と濾胞性ヘルパーT(Tfh)細胞に着目して、IgG4-RDに特徴的なTfh細胞のサブセットとB細胞のサブセットを明らかにする。②IgG4-RDの主な罹患臓器である唾液腺に多形成される異所性胚中心の3次元臓器を作成し、Tfh-B細胞の相互連間を解明する③IgG4-RDの新規動物モデルを樹立する。④IgG4産生への免疫グロブリンのクラススイッチの病態を解明する。以上の大きな研究の流れの中で、本年度はIgG4-RDの代表的な罹患臓器である唾液腺に形成される異所性胚中心に浸潤する胚中心Tfh細胞のシングルセル遺伝子発現解析が終了した。また、そのデータ解析も終了し、異所性胚中心Tfh細胞のサブセットを新たに同定することができた。以上の研究成果を2023年にJACIに報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実際の罹患臓器より異所性の胚中心を形成に関わる胚中心Tfh細胞に着目して、IgG4産生へのクラススイッチに関わる特徴的なTfh細胞の同定ができた。さらにヒトの罹患臓器に形成される異所性胚中心Tfh細胞のサブセットも明らかにすることができた。これらの研究成果を論文に報告することができた。
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今後の研究の推進方策 |
異所性の胚中心に浸潤するTfh細胞を明らかにすることができたため、実際に異所性胚中心の3次元臓器の作成を試みる。
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