研究課題/領域番号 |
23K24563
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補助金の研究課題番号 |
22H03305 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
浜野 淳 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10709190)
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研究分担者 |
香川 璃奈 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10824675)
讃岐 勝 筑波大学, 医学医療系, 助教 (40524880)
山口 拓洋 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50313101)
平塚 裕介 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50936888)
竹内 文乃 中央大学, 理工学部, 准教授 (80511196)
森田 達也 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 精神腫瘍学研究部, 研究部長 (70513000)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2025年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 予後予測 / アドバンス・ケア・プランニング / 緩和ケア / 生命予後予測 / 機能予後予測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、進行がん患者、および重篤な疾患を有する患者の生命予後予測、身体機能予後予測の方法を開発し、その指標を用いてアドバンス・ケア・プランニング(ACP:万が一のときに備えて、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自分自身で考えたり、あなたの信頼する人たちと話し合ったりすること)を開始する時期を判断できるようになることで、人生の最終段階が始まるタイミングを逃さずにACPを実施し、患者の意向を尊重した医療・ケアを提供することで、患者・家族のQOLを向上することが可能になる。
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研究実績の概要 |
前研究課題で開発した生命予後予測モデルの手法を用いて、身体機能予後予測モデルを開発するための入院患者データセットを入手し、データの切り出し、解析方法の検討を行った。その結果、入院患者の場合、身体機能の改善・悪化の頻度が多いため、どのような身体機能を予測することが可能かということを検討した。そして、がん患者・家族を対象に行ったネット調査で、約60%のがん患者が、インターネット上で予後予測を知りたいという希望がある一方で、予後予測モデルの精度や個人情報保護に関する懸念があることが明らかになった。また、33.6~46.9%のがん患者が、いつまで歩けるか、いつまで話せるか、という機能予後を知りたいと考え、26.6%のがん患者が生命予後を知りたいと考えていることが分かった。そして、身近な人をがんで亡くした経験のあるがん患者は、生命予後やいつまで歩けるか、いつまで話せるか、という機能予後を知りたいと考える傾向がより強いことが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データベースの故障などがあったが、解析方法の検討や開発する予後予測モデルに関する検討が順調に進んだため。
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今後の研究の推進方策 |
入手したデータセットから身体機能予後予測モデルを開発すると同時に、電子カルテに生命予後予測が自動表示されることで、医師などの診療行動の変化を明らかにしていく。また、身体機能予後予測を可能にする新たなデータセットを取得していく。
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