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患者主体のエビデンスの探究:レセプト情報等と患者体験・患者報告アウトカム等の融合

研究課題

研究課題/領域番号 23K24585
補助金の研究課題番号 22H03327 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

杉山 雄大  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 室長 (20725668)

研究分担者 東 尚弘  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (10402851)
田宮 菜奈子  筑波大学, 医学医療系, 教授 (20236748)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワードリアルワールドデータ / 患者体験調査 / 疫学 / レセプト / 健診 / 患者体験 / 患者報告アウトカム
研究開始時の研究の概要

本研究では、レセプト情報・健診等のリアルワールドデータと患者体験等を融合させる新しい調査デザインを確立することを目的とする。方法としては、①リアルワールドデータと患者体験等を融合する調査デザインのまとめ(国内外のレビュー等)、②関連する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の整理、解決方法の検討、③レセプト情報等から患者同定・リスク層別化を行う手法の開発(データ解析)、④「リアルワールドデータと患者体験等の融合」調査デザインの実行を行う。④について、具体的には、レセプト・健診情報から抽出した患者標本を対象に患者体験調査等を行う。

研究実績の概要

本研究では、レセプト情報・健診等のリアルワールドデータと患者体験、患者報告アウトカムなど、二次利用データからは得られない深さの情報を融合させる新しい調査デザインを確立することを目的とする。本研究では、レセプト情報等を用いたリアルワールドデータ研究と、患者体験等を用いた研究の2つの手法について、特長と課題が対照をなし、互いに相補的であることに注目し、両者を融合することでこれまで得られなかった患者主体のエビデンスを創出する調査デザインの確立を目指す。
第2年度においては、以下の研究を行なった:
①リアルワールドデータと患者体験等を融合する調査デザインのまとめ(国内外のレビュー等)、②関連する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の整理、解決方法の検討については、同様の研究手法について国内外の研究手法やデータベースについてのレビューと、それを踏まえた課題の整理についての論文総説の執筆を進め、投稿準備段階にある。③レセプト情報等から患者同定・リスク層別化を行う手法の開発(データ解析)については、PHRを使用した研究についても学術的観点からサポートを行った。また、つくば市で行なわれた糖尿病患者体験調査の解析を学術的観点からサポートした。PHRを使用した研究についても学術的観点からサポートを行った。④「リアルワールドデータと患者体験等の融合」調査デザインの実行については、実施する保険者の検討を行った。また、本研究デザインについての知見を蓄積したのに加えて、日本循環器学会会員宛に行った心臓リハビリテーションに関する質問紙調査について、施設レベルでの突合を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

①リアルワールドデータと患者体験等を融合する調査デザインのまとめ(国内外のレビュー等)、②関連する倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の整理、解決方法の検討については、執筆する範囲を検討する中で情報量が増え、投稿が遅れているが、執筆はほぼ終了し、投稿準備段階にある。③レセプト情報等から患者同定・リスク層別化を行う手法の開発(データ解析)については、昨年度取得したJMDC Claims Databaseと突合可能なPep UpというPHRサービスを用いた研究を検討し、学術的サポートを行った。また、つくば市で行なわれた糖尿病患者体験調査の解析について学術的観点からサポートを行い、経験を得る中で本研究デザインについての知見を蓄積した。④「リアルワールドデータと患者体験等の融合」調査デザインの実行については、つくば市職員と意見交換を行い、翌年以降行う糖尿病以外についての調査手法についても検討を重ねた。また、施設レベルではあるが、日本循環器学会会員宛に行った心臓リハビリテーションに関する質問紙調査についてDPCからの情報などとリンケージして解析を行う研究を行い、学会発表を2024年度に行い、論文発表する予定である。
当初の研究計画と比較して、第二年度は概ね順調に進行していると考えた。

今後の研究の推進方策

レビュー論文の執筆と論文化については、第1四半期に提出まで行えるよう進めていく。
Pep Up、また、カロミルで同様の研究を計画しており、これらの研究について、今年度着実に実行に移す。
これから取得する④の調査については、実施するサイト(保険者)の決定に難渋しているが、前回行ったつくば市と、そのほかの保険者とも交渉し、早急に決定する。こちらの進捗によっては、研究期間の延長も検討する。
また、日本循環器病学会宛に行ったアンケート調査の学会発表と論文発表も着実に実行する。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Proportion of subsequent clinic visits among persons without regular clinic visits who were screened as having hyperglycemia: A retrospective cohort study2023

    • 著者名/発表者名
      Matsumura Hiroshi、Sugiyama Takahiro、Sakata Nobuo、Ihana‐Sugiyama Noriko、Imai Kenjiro、Ohsugi Mitsuru、Ueki Kohjiro、Tamiya Nanako、Iso Hiroyasu
    • 雑誌名

      Journal of Diabetes Investigation

      巻: 14 号: 5 ページ: 695-706

    • DOI

      10.1111/jdi.13993

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 糖尿病治療に関連した重症低血糖におけるリアルワールド実態調査2023

    • 著者名/発表者名
      杉山雄大、山岡巧弥
    • 学会等名
      第66回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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