研究課題/領域番号 |
23K24602
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補助金の研究課題番号 |
22H03344 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
高橋 篤 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (50392014)
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研究分担者 |
三輪 佳織 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (80645341)
白井 学 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, オープンイノベーションセンター, 室長 (70294121)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2023年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 脳出血 / ゲノムワイド関連解析 / 疾患感受性遺伝子 / 遺伝統計学 / ゲノム解析 / 遺伝統計 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中は、日本において死因が4番目に高い疾患であり、多くの脳卒中患者は生活の質の低下を引き起こす後遺症を有する。脳出血のゲノム研究の報告は世界中でも殆どなく、遺伝要因は明らかになっていない。本研究課題では、日本人集団の脳出血のゲノム解析により、関連遺伝子を明らかにする。生活習慣などの環境要因、脳出血の病型を層別化し、統合的に解析することにより、次世代型精密医療、すなわち個人の遺伝子型と環境要因による発症予測・治療の至適化を目的とする。
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研究実績の概要 |
脳出血は、アジア集団に多く遺伝的要因が寄与していることが推測されるが、未解明な点が多い。脳出血のゲノムワイド関連解析(GWAS) の研究は世界中に見ても報告例が少なく、日本人集団での報告はない。本研究は、日本人集団を用いて GWASを実施し、脳出血の関連遺伝子を明らかにすることを目的とする。本年度は、国立循環器病研究センターバイオバンクに登録された脳出血症例から 新たに 125 症例を抽出し、ゲノム解析を実施した。125 症例に対し、イルミナ社の SNP Array チップ、Asian Screening Array(ASA) を用いて網羅的ゲノム解析を行い、一塩基多型情報を取得した。新規の脳出血症例を収集するとともに、これまでにゲノム解析を実施した症例に対し確度の高い臨床情報のデータベース化を行った。一塩基多型情報をもちいて、性別はゲノム情報と臨床情報で一致すること、主成分分析(PCA)により日本人集団の症例を確認した。Imputation 解析は ASA に搭載されていない全ゲノム上の一塩基多型を推定する方法である。 昨年度に構築したプロトコルにより、1000 Genomes Project の公開配列を参照配列とした Imputation 解析を実施し、予備的なゲノムワイド関連解析を実施した。予備的な解析の結果、層別解析により脳出血のサブタイプと関連している可能性のある領域を見出した。今後、症例数を増やしてさらなる検証を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新規に 脳出血125症例の網羅的ゲノム解析を行い、確度の高い臨床情報のデータベース化を実施した。予備的なゲノムワイド関連解析の層別解析により、脳出血のサブタイプと関連している可能性のある領域を見出した。
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今後の研究の推進方策 |
ゲノムワイド関連解析では解析に用いる症例数が多いほど、検出力が高い。解析症例数を増やすため、引き続き新規症例に対し脳出血症例のゲノム解析を実施するとともに臨床情報のデータベース化を進める。得られたゲノム情報と臨床情報を用いて、予備的な解析の結果の妥当性を確認する。
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