研究課題/領域番号 |
23K24607
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補助金の研究課題番号 |
22H03349 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
八谷 寛 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30324437)
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研究分担者 |
大塚 礼 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (00532243)
李 媛英 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (20701288)
玉腰 浩司 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (30262900)
太田 充彦 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80346709)
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (80610352)
松永 眞章 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80897968)
高田 碧 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (00850885)
宋 澤安 名古屋大学, 医学系研究科, 特任助教 (51000096)
中野 嘉久 名古屋大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80845131)
平川 仁尚 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (00378168)
江 啓発 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (20713887)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2026年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 繰り返し調査 / 心血管疾患 / 退職者 / 職場ストレス / コホート研究 / 糖尿病 / 生活習慣等の繰り返し調査 / 持病 / 新型コロナウイルス |
研究開始時の研究の概要 |
長期間追跡調査である愛知職域コホート研究において、就労関連要因と心血管疾患発症との関連が高血圧や糖尿病といった危険因子(持病)の有無によって異なるかを検討する。追跡調査と生活習慣等の繰り返し調査により、自覚ストレスや職場ストレッサーと持病との関連を検討し、コロナ禍等の環境変化の影響を考察する。データベースの統計解析とともに、他の職域コホートとのデータ統合研究を行う準備を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、申請者らが長期間追跡調査を実施している愛知職域コホート研究において、労働時間、職場ストレス、勤務形態などの労働に関係した要因と心血管疾患発症との関連を高血圧や糖尿病といった危険因子の有無によって層別化して検討を行うこと、追跡調査と生活習慣等の繰り返し調査を同コホート研究で実施し縦断的に把握した自覚ストレス、仕事の要求度-コントロールモデルに基づく職場ストレスと、持病に関する変数の変化との関連を検討し、コロナ禍の影響を考察することを目的としている。研究計画にしたがって、2023(令和6)年度は、生活習慣や健康状態の繰り返し質問紙調査である第6次コホートベースライン調査を実施し、生活習慣アンケート(n=5,303)のデータベース構築を進めた。また血液保存には4,799名の協力同意が得られた。対象者の自己申告体重、身長から計算したbody mass indexの平均値は男性23.0 kg/m2、女性21.3 kg/m2、現喫煙者は男性7.8%、女性1.1%、飲酒する者は男性67.5%、女性53.0%、食物摂取頻度調査法から推定した食塩摂取量は男性10.7 g、女性9.1 gであった。また、病歴スクリーニングのための自己申告調査とデータベース化、病歴の詳細に関する診療録調査の準備、症例定義の検討、対象職域を通した発症把握、経年的健診成績の把握等を実施した。さらに、第5回調査までの既存調査結果、追跡情報を用いて、統計解析を実施した。具体的には、心理的状態と退職後の高齢者活動能力指標との関連、目覚めた時にすっきりしないことと2型糖尿病発症の関連、肥満度と心血管疾患発症リスクの関連を公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
生活習慣等の繰り返し調査、追跡調査、統計解析、外部公開データベース活用の準備のいずれも概ね計画通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
職域コホートの対象職域を退職した対象者に対する生活習慣等に関する調査の実施、追跡調査の継続的実施、第6次ベースライン調査データベースの整備と集計、血液検体の保存と解析、持病の有無により層化して、継続的に調査しているストレスや主観的健康観、さらに職場要因等の心血管疾患発症との関連性を検討する統計解析の実施などを行っていく。
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