研究課題/領域番号 |
23K24617
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補助金の研究課題番号 |
22H03359 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
大塚 俊昭 日本医科大学, 医学部, 准教授 (80339374)
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研究分担者 |
川田 智之 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00224791)
小谷 英太郎 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10287708)
長尾 元嗣 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10468762)
加藤 活人 日本医科大学, 医学部, 准教授 (40409157)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2022年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 高比重リポ蛋白 / 動脈硬化 / コレステロール取込 / 疫学研究 / 高血圧 / 疫学 / HDL機能 / 糖尿病 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、近年開発された簡便な自動化法を用いて高比重リポ蛋白(HDL)のコレステロール取込能(HDL機能)を測定し、健常集団におけるHDL機能の分布とその特徴およびHDL機能と動脈硬化進展との関連性について疫学的手法により明らかにする。定期健康診断の目的で健診機関を受診した健常者を対象にHDL機能の測定を行う。定期健康診断の結果として得られた各種データ、特に血圧値とHDL機能との関連性を疫学的に検討する。さらに、頚動脈エコー検査を受検した者を対象として、HDL機能と頚動脈の早期動脈硬化所見(内膜中膜複合体および潜在性プラークの有無等)との関連性を検討する。
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研究実績の概要 |
健常集団におけるHDL機能の分布とその特徴を明らかにするため、某企業における定期健康診断時にHDL機能を測定する計画であったが、新型コロナ感染症による健康診断時期や実施体制に変更が生じたため、当初予定の健康診断における研究実施が困難となった。そのため、当初の予定を変更し、比較群として糖尿病有病群におけるHDL機能の測定を優先して行った。 バイオバンクジャパンに登録された2型糖尿病症例から、血清の保管がなされかつ解析に必要な医療情報を有するもの2120人(平均年齢61±9歳、男性62%)を対象に、HDL機能の測定を進めた。HDL機能はシスメックス株式会社が開発した免疫複合体転移法による「HDLのコレステロール回収能」を測定した。 本年度として2120人中864人について測定を実施し、さらに翌年度に継続して測定を実施した残りの症例と合わせ分析を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染症により当初予定されていた職域定期健康診断におけるHDL機能の測定が出来なかった。そのため比較群として糖尿病患者の保管血清を用いてHDL機能の測定を行うなど、当初の予定から一部変更した計画に沿って研究を遂行した。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症収束にともない当初予定していた企業健康診断の実施方法が大幅に変わったため、当初の予定通り当該機会における研究の実施が困難となった。そのため、その代替として健診実施施設におけ健康診断受検者を対象としてHDL機能の測定を実施することとした。現在当該施設における研究対象者を集積中である。
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