研究課題/領域番号 |
23K24618
|
補助金の研究課題番号 |
22H03360 (2022-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
石原 淳子 麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (30415509)
|
研究分担者 |
澤田 典絵 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (00446551)
高地 リベカ 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60413085)
井上 真奈美 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (70250248)
川崎 良 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70301067)
小手森 綾香 麻布大学, 生命・環境科学部, 講師 (70701233)
高田 和子 東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (80202951)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | 食事評価 / 摂取量推定妥当性 / 栄養疫学 / 食事調査 / 疫学 / 画像解析 / 食事曝露評価 / 摂取量の妥当性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、集団レベルの摂取量評価に用いることのできる科学性を備えた画像による自動食事評価システムを用いた摂取量推定の有用性および妥当性性検証を目的とする。観察研究に基づいて構築された料理DBを基盤とし、申請者らが開発した既存の食事調査システムに、画像識別の技術を連携したシステムを用いて、多様な集団における有用性等、栄養学、疫学の見地から科学性と研究活用の実用性、摂取量推定の妥当性を検証する。
|
研究実績の概要 |
食生活の評価は公衆衛生施策等の基盤となるため重要であるが、その精密な測定は容易ではない。近年の人工知能・機械学習技術の進歩によって、消費者向けのモバイル型食事診断に活用できるサービスが増加している。この技術の利便性を疫学研究や国民健康・栄養調査などの国や行政によるサーベイランスにおける集団レベルの摂取量評価に活用することのメリットは大きい。しかし実用化のためには、成分値データベースの標準化、必要なアウトカムの整備、妥当性の検証等、科学性を担保するための課題を解決しなければならない。 そこで本研究では、国・行政によるサーベイランスや疫学研究にも用いることのできる集団レベルの摂取量評価に用いるための自動食事評価システムを整備し、その妥当性および有用性、実用性を検証することである。観察研究に基づいて構築された料理DBを基盤とし、申請者らが開発した既存の食事調査システムに、画像識別の技術を連携し、多様な集団における有用性等、栄養学、疫学の見地から科学性と研究活用の実用性、摂取量推定の妥当性を検証する。 2021年度は、API連携によってAI画像認識の機能を付加した食事調査システムおけるソフト面の整備(成分値、料理データベースの更新、AIが特定した料理名と料理データベースを紐づけるためのキーワード等、データ整理)を行い、試行と小規模な集団を対象とした調査を行って動作の調整を行い実用化した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
食事調査システムはソフト面の整備が完了し、リリースしたシステムをつかって、小規模な集団を対象とした調査を行って動作の調整を行った。生体指標を用いた妥当性検討の研究計画については、次年度の課題とする。
|
今後の研究の推進方策 |
先行研究で開発したWebによる24時間思い出し法食事調査システムを用いて推定した摂取量との比較によって妥当性の検証も行える研究デザインの調査を計画する。対象集団は神奈川県近郊の在住の住民または通学している学生を対象とし全体で200名を目標とした研究計画を立て、倫理申請等手続きを行ったうえでデータ収集を進める。
|