研究課題/領域番号 |
23K24641
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補助金の研究課題番号 |
22H03383 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
高橋 さつき 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (50412987)
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研究分担者 |
中沢 信明 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80312908)
廣村 桂樹 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70292597)
岡 美智代 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (10312729)
松本 光寛 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00881559)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 患者教育 / コンピュータ支援学習 / マイクロラーニング / アプリケーションソフトウェア / ユーザビリティ / アプリケーションソフトウエア / スマートフォン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、慢性腎臓病患者教育の有効性と効率の改善をめざし、2022年度~2025年度の4年間で次の①~⑤を行う。①シリアスゲームの搭載を完了した慢性腎臓病患者用アプリケーションソフトウェア『腎臓アプリ』のAndroid版の追加開発、②『腎臓アプリ』に対するユーザビリティ評価研究、③マイクロラーニングと②の結果に基づくマイクロラーニング『腎臓アプリ』の開発、④完成後の評価研究、⑤慢性腎臓病の発症・重症化予防に必要とされる知識の普及啓発
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研究実績の概要 |
本研究は、慢性腎臓病患者教育の有効性と効率の改善にむけ、『マイクロラーニング版 腎臓アプリ』を4年間で開発することを目ざしている。そのために、①ゲーミフィケーション搭載後のAndroidアプリケーションソフトウエア(以下、アプリ)『腎臓アプリ』を追加開発し、②iOSアプリ『腎臓アプリ』/Androidアプリ『腎臓アプリ』に対するユーザビリティ評価研究を行い、③マイクロラーニングの手法と②で明らかになった改善点を反映させた『マイクロラーニング版 腎臓アプリ』を開発し、④開発した③の評価研究にて有効性や効率を確認・考察する。加えて、⑤慢性腎臓病の認知度アップと、発症・重症化予防に関する知識の普及啓発にむけた広報活動を行い、研究成果の社会への還元を図る。 2022年度は先ず、前述①に取り組んだ。その際、iOSアプリ『腎臓アプリ』に対するブラッシュアップも併せて行い、前述②の実施に向けてiOSアプリとAndroidアプリが同一になるように開発(腎臓病の自己管理に必要な知識を習得することを目的とした6単元(腎臓病の概要、検査、服薬、血圧測定、食事、Q&A)の学習コンテンツと2種類のクイズで、合計215ページで構成)した。 また、前述⑤を効果的に行うために、本アプリのポスター・チラシ・三つ折りリーフレットを作成し、病院で行われる腎臓病教室の参加者や、県等主催の健康フェスタなどの来場者に配布した。iOSアプリ『腎臓アプリ』の無料公開に加え、前述①で開発したAndroidアプリも無料公開した。国際学会での発表や学術誌への投稿論文の掲載などによって、研究成果の社会への還元を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「研究実績の概要」で述べた①と⑤は順調に進展したが、②の『腎臓アプリ』のユーザビリティ評価研究に関する取り組みが遅れている。その要因として、①のAndroidアプリ『腎臓アプリ』の開発に先立ちiOSアプリ『腎臓アプリ』のブラッシュアップを行ったために時間と手間が予定以上にかかったことや、ユーザビリティ評価研究の方法をなかなか決められなかったことなどが挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
Androidアプリ『腎臓アプリ』が完成し、研究時間は比較的確保しやすくなったので、取り組みが遅れているユーザビリティ評価研究に時間をかけて取り組む予定である。また、我々は先に行った『腎臓ケアeラーニング講座』に対するユーザビリティ評価研究の経験もあるので、その経験や振り返りを活かし、研究を推進していこうと考えている。
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