| 研究課題/領域番号 |
23K24650
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| 補助金の研究課題番号 |
22H03392 (2022-2023)
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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| 研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
森 菊子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (70326312)
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| 研究分担者 |
河田 照絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40438263)
上原 喜美子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (40805298)
森本 美智子 岡山大学, 保健学域, 教授 (50335593)
毛利 貴子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90438218)
池田 由紀 岐阜協立大学, 看護学部, 教授 (80290196)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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| キーワード | 息切れ / 症状マネジメント / 慢性呼吸器疾患 / 無作為化比較試験 / 教育プログラム / 呼吸困難 / プログラム評価 |
| 研究開始時の研究の概要 |
慢性呼吸器疾患患者が体験する息切れに対し、呼吸リハビリテーションが推進されているが、息切れの緩和に役立っていると感じている患者は少なく、息切れ支援に関する看護の質を高めていくことが重要である。先行研究において看護師に対する息切れマネジメント支援プログラムを作成し、慢性呼吸器疾患看護認定看護師、訪問看護認定看護師に対して教育評価を行ったがプログラム内容において課題が残った。また、一般看護師における看護の質向上が重要であり、教育内容を精錬し、教育支援プログラムの評価を行う。また、教育支援プログラムを受けた看護師が、慢性呼吸器疾患患者に息切れ支援を行い、患者への効果について検討する。
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| 研究実績の概要 |
慢性呼吸器疾患患者が体験する息切れに対し、呼吸リハビリテーションが推進されているが、息切れの緩和に役立っていると感じている患者は少なく、息切れ支援に関する看護の質を高めていくことが重要である。そこで、本研究では、先行研究において作成した息切れマネジメント支援教育プログラムを精錬し、教育プログラムの評価を行った。 精錬した息切れマネジメント支援教育プログラムをオンラインにより一般看護師に提供し、慢性呼吸器疾患患者に対する息切れマネジメント支援教育プログラムの効果を検討した。対象者は、呼吸器内科領域専門研修制度基幹施設で慢性呼吸器疾患患者への看護を2回/週以上実践している看護師とした。無作為化比較試験により実施し、介入群には3回の研修会を開催した。教育プログラムの評価は、研究者らが作成した質問紙により、教育プログラムの実施前後に調査した。質問紙は、息切れマネジメント支援の実行頻度・自信度(各27項目)、息切れマネジメント方略に対する支援の実行頻度・自信度(各40項目)、息切れの傾聴に対する姿勢・態度(4項目)、息切れマネジメント支援の困難感に関する内容であった。また、教育プログラムの内容について、研修会終了時に介入群に尋ねた。 参加希望者は97名であったが、事後調査回答者は49名となった。一般看護師において、息切れマネジメント支援・息切れマネジメント方略の実行頻度・自信度ともに、低い実態が明らかとなった。経験年数別に分析したところ、看護師経験が5年以上あっても呼吸器疾患患者への経験年数が少ない場合には、息切れマネジメント支援、息切れマネジメント方略の実行頻度・自信が低い状況が明らかになり、一般看護師への教育的支援の必要性が示唆された。対照群に比べ介入群の回答者が少なくなったため、教育プログラム評価の分析方法について検討するとともに、介入群において脱落者が多かった理由について検討した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定では、息切れマネジメント支援教育プログラムを精錬し、その教育プログラムを受けた看護師による呼吸器疾患患者への息切れマネジメント支援の効果を実施する予定であったが、認定看護師のように専門的な教育を受けていない一般看護師を対象とした場合、教育プログラムの効果がどれくらいあるのかの評価や、息切れマネジメント支援の実行頻度・自信度の評価を丁寧に実施することが必要と考え、無作為化比較試験により教育プログラムの評価を実施することにした。教育プログラムを提供するための教材作成、オンラインでの教育プログラム実施のためのホームページを作成し、無作為化比較試験による介入研究を行い、プログラム評価のための調査を終了し、データ分析を実施したため、おおむね順調に進展していると判断する。ただし、予定していたサンプル数より少なく、また介入群において脱落者が多かったため、教育プログラムの評価に対する分析方法を検討する必要性が生じた。
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| 今後の研究の推進方策 |
息切れとともに生活していくことを支援するための看護の質を向上するためには、有効性が証明されたケアについて実装研究を行い、臨床で活用してもらえるように橋渡しをしていくことが必要である。予定していたサンプル数より少なく、また介入群において脱落者が多かったため、脱落者解析後、補正対応して介入効果に関する分析を行う。介入群の脱落者が多かったことより、患者を対象として評価を行うのは時期尚早であり、教育プログラムの再修正を行う。教育プログラムにおける課題としては、講義内容の難しさ、研修時間の長さなどがあった。経験年数別の教育プログラムにするなど教育プログラムの検討を行う。 看護師を対象とした教育プログラムの実施方法については、日本慢性看護学会学術集会で交流集会を行い、意見交換を行う予定である。また、一般看護師における息切れマネジメント支援の実施状況・自信度、息切れマネジメント方略に対する支援の実施状況・自信度については日本慢性看護学会学術集会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で発表する予定であり、研究者以外からの意見を受け、教育プログラムの修正を行う。また、研究成果について論文投稿を行う。
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