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低中所得国貧困僻地でのライフコースアプローチによる母子保健戦略策定の為の評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K24659
補助金の研究課題番号 22H03401 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

小林 潤  琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)

研究分担者 高橋 謙造  帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00365628)
野中 大輔  琉球大学, 医学部, 准教授 (00538275)
友川 幸  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
上原 真名美  琉球大学, 医学部, 特命研究員 (50835626)
前田 縁子  琉球大学, 医学部, 助教 (60887389)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
キーワード母子保健 / ラオス / 少数民族 / 僻地 / 貧困 / 低中所得国 / 貧困僻地 / 保健ボランティア / 貧困へき地
研究開始時の研究の概要

ラオス国サバナケット県セポン郡を対象に、男性優位社会である少数民族が居住する貧困・僻地での女性のライフコースアプローチを導入した女性のエンパワメントが、いかに母子保健プログラムの継続ケアに成功に働くかを明らかにする。女性ボランティア養成による男性保健ボランティアとのペアの活動と、女性グループの活動によって、母子保健の世界共通戦略である継続ケア導入の効果をケーススタディー手法と疫学手法によって評価する。さらに対象少数民族の伝統的風習を早期授乳と離乳食の現状を明らかにして、国家が設定している介入内容の妥当性を検討する。早期婚・早期妊娠対策を包括的アプローチによって協調展開し評価を行う。

研究実績の概要

2006年から2011-12年と2011-12年から2017年の間で、妊産婦保健サービスへのアクセスにおける社会人口統計学的および経済的不平等の変化を比較した。2006年、2011-12年、2017年に実施された3つの最新のラオス社会指標調査データセットを使用した。母親による少なくとも1回の熟練者による妊産婦ケア(ANC)受診、施設分娩、少なくとも1回の施設による産後ケア(PNC)受診の利用における、富、居住地域、民族、教育水準、女性の年齢に関連した不平等を評価した。2012年から2017年にかけて、熟練したスタッフによるANCを少なくとも1回受けた割合は、少数民族モン族の女性、農村部に住む女性、貧困層、それぞれ最も増加した。同じ期間に、施設分娩が最も増加したのは、中間層の女性で32.8%、貧困層で29.3%、モン族の女性で30.2%であった。これらの結果はTropical Medicine and Health 詩に論文として掲載された。これらの状況を改善するために、サバナケット県セポン郡において女性ボランティア養成による母子保健プログラムが実施され、これを評価するためにケーススタディー手法による評価と、パイロット19か村の評価を量定に行うためのデザインを策定し、ラオス国および琉球大学における倫理審査委員会の許可を得た。
現地渡航による調査に多少の遅れがでているために、遠隔でも研究実施が可能なものも同時に進めており、公開データによって産後ケアの実態を明らかにすることを進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ラオス側の保健医療情報の質に問題があることが発覚したこと、研究員と現地渡航にビザ取得が必要になりそれに時間を要するために現地渡航による調査が遅れている。一方、遠隔によるデータ収集と論文作成に成果を得ており、全体的には順調に進展している。

今後の研究の推進方策

現地渡航により調査をなるべく早く推進するとともに、公開データの分析によって現在母子保健のおいて最も課題となっている産後ケアの一つの課題である、発育障害に関して、離乳食の影響について検討を進める。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] Lao TPHI(ラオス)

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] Trend of sociodemographic and economic inequalities in the use of maternal health services in Lao People’s Democratic Republic from 2006 to 2017: MICS data analysis.2023

    • 著者名/発表者名
      Noudehouenou Credo Adelphe Ahissou、Nonaka Daisuke、Takeuchi Rie、de los Reyes Calvin、Uehara Manami、Khampheng Phongluxa、Kounnavong Sengchanh、Kobayashi Jun
    • 雑誌名

      Tropical Medicine and Health

      巻: 51 号: 1 ページ: 56-56

    • DOI

      10.1186/s41182-023-00548-2

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Association of infant and young child feeding with stunting and wasting among children aged 6-23 months in Lao People’s Democratic and Republic: A crosssectional study2023

    • 著者名/発表者名
      中今 美音, 野中 大輔, 竹内 理恵, 小林 潤
    • 学会等名
      日本国際保健医療学会第41回西日本地方会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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