研究課題/領域番号 |
23K24666
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補助金の研究課題番号 |
22H03408 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
横山 知加 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 科研費研究員 (20814148)
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研究分担者 |
伊藤 正哉 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 部長 (20510382)
蟹江 絢子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 客員研究員 (40743810)
久保田 智香 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院 精神診療部, 医師 (50584710)
片岡 弥恵子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70297068)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 周産期メンタルヘルス / 縦断コホート研究 / アセスメント / 研修開発 |
研究開始時の研究の概要 |
周産期メンタルヘルスの問題は我が国における重大な社会課題である。本研究はその医療とケアの向上を目指して、周産期における女性のメンタルヘルスの実態を明らかにし、それらに影響を与える様々な心理社会的な危険・保護要因を同定し、周産期の精神症状及びその危険・保護要因の包括アセスメントを我が国において実現するため3研究を行う。 研究1では、周産期の精神症状の実態解明と、それに影響する危険・保護要因を同定するための縦断コホート研究を行う。研究2では、周産期の精神症状の包括的アセスメントの開発整備を行う。研究3では、周産期の精神症状及び危険・保護因子の包括アセスメント研修の開発とその効果検証を行う。
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研究実績の概要 |
周産期メンタルヘルスの問題は我が国における重大な社会課題である。周産期の女性への治療とケアは主に産後うつが中心で、その過程で先行する不安が見過ごされている。本研究は周産期の女性への適切な治療とケアを実現するために、産後うつだけでなく、周産期に特有で多様な精神症状を包括的かつ縦断的に評価し、それらに影響を与える様々な心理社会的な危険・保護要因を同定する。そして、周産期の不安、強迫観念、軽躁に関連する評価尺度の日本版の信頼性と妥当性を確認することを目的としている。 本研究では、インターネットリサーチ会社に登録しているモニターを対象にリクルートを行い、同意を得た妊婦2,268名を対象に、妊娠中、産後4週、産後26週、産後52週の計4時点で縦断的にインターネット調査を行う。主要評価項目は、①DSM-5診断基準に基づく精神医学診断(CCSM自己記入版)、②抑うつ(EPDS、PHQ-9)、③ 軽躁(MDQ) 、④ 不安(GAD-7 、STICSA) 、⑤ 社交不安症(BFNE)、⑥全般不安症(PSWQ)、⑦強迫症(OCI-R、PTBC)、⑧PTSD(PC-PTSD、PTGI-J) 、⑨不眠(ISI)である。 本調査に回答が得られた被験者は、妊娠中(n=1,739)、産後4週(n=1,375)で、産後52週までの調査を継続している。妊娠中および産後4週の2時点のデータについて、データクリーニングを終了し、被験者のデモグラフィックデータを中心に、抑うつ(EPDS、PHQ-9)と不安(GAD-7)の経時的変化に関するデータ解析に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定より遅れて、本調査の回答データを収集しているため。しかしながら、調査実施自体は問題なく進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定より遅れて、本調査の回答データを収集しているが、調査実施自体は問題なく進んでいるため、継続する。
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