研究課題/領域番号 |
23K24671
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補助金の研究課題番号 |
22H03413 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
伊藤 沙紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, テニュアトラック准教授 (80734152)
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研究分担者 |
土屋 瑠見子 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団, ダイヤ高齢社会研究財団(研究部), 主任研究員 (20726525)
尾形 宗士郎 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (00805012)
山田 誠 沖縄科学技術大学院大学, 機械学習とデータ科学ユニット, 准教授 (00581323)
福井 小紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40336532)
石山 麗子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (80826454)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2025年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 居宅介護 / 日常生活動作 / ケアプラン / リアルワールドデータ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、高齢者の日常生活動作 (ADL) の変化に関連する個人特性を明らかにし、さらにADL変化と介護サービス種類の関連を明らかにすることで、介護支援専門員の経験に左右されない均質かつ最適なケアプランの作成を図る。具体的な研究目的は、(1) ADL 変化に関連する個人因子の特定、(2) ADL 予測モデルの構築、(3) 1と2の知見をケアプランに応用し、ADL レベルに応じた最適な介護サービス種類の組合せを明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
本研究では、高齢者の日常生活動作 (ADL) の変化に関連する個人特性を明らかにし、さらにADL変化と介護サービス種類の関連を明らかにすることで、介護支援専門員の経験に左右されない均質かつ最適なケアプランの作成を図る。具体的な研究目的は、(1) ADL 変化に関連する個人因子の特定、(2) ADL 予測モデルの構築、(3) 1と2の知見をケアプランに応用し、ADL レベルに応じた最適な介護サービス種類の組合せを明らかにすることである。 本年度は高齢者のADL情報が豊富に蓄積された大規模データを活用し、ADLの経時的変化の把握、およびADL悪化と関連する個人因子を探索した。具体的には、米国の National Health and Aging Trends Study (NHATS) データを取得し、本学の倫理審査委員会の承認を得てデータ解析を実施した。NHATSデータは米国ジョンホプキンス大学及びミシガン大学にて、2011年より実施されているコホート研究の縦断データである。米国の65歳以上メディケア受給者を対象に、年に1回の面談を行い、身体的・認知的能力に関する検査や質問紙調査に加えて、補助器具やリハビリテーションサービスの利用及び日常活動で受けている介護サービス等を調査している。本研究では、基本情報(年齢、性別、人種、教育歴)や既往歴(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、飲酒歴等)に加えて、日常生活動作(移乗・移動、入浴、更衣・整容、食事、排泄、歩行、補助器具の利用の有無等)や認知機能検査データを用いて日常生活動作の悪化と関連する因子を探索した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
米国オーブンデータを用いて高齢者の日常生活動作 (ADL) の変化に関連する因子を探索し、概ね順調に進展している。 具体的には、米国ジョンホプキンス大学及びミシガン大学にて2011年から実施されているコホート研究の縦断データを取得し、本学の倫理審査委員会で承認を得た。本データの基本情報(年齢、性別、人種、教育歴)や既往歴情報(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、飲酒歴等)、日常生活動作データ(移乗・移動、入浴、更衣・整容、食事、排泄、歩行、補助器具の利用の有無等)、認知機能検査データを用いて日常生活動作の悪化と関連する因子を探索している。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策としては、米国データのハンドリングや統計解析について共同研究者から助言を得て、ADL悪化と関連する因子をさらに探索する。また同プロジェクトで蓄積されている介護家族等に関するデータ(NSOC)の利用を今後検討する。 さらに、米国ジョンホプキンス大学及びミシガン大学が主催するデータハンドリングに関するオンライン講習 (NHATS online course) やワークショップ (NHATS workshop/ NSOC workshop) に参加し、本データの解析に携わる研究者と共創関係を構築する。
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