研究課題/領域番号 |
23K24686
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補助金の研究課題番号 |
22H03428 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 亀田医療大学 |
研究代表者 |
長江 弘子 亀田医療大学, 看護学部, 教授 (10265770)
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研究分担者 |
原沢 のぞみ 東邦大学, 看護学部, 准教授 (10623077)
那須 真弓 亀田医療大学, 看護学部, 講師 (40851514)
坂井 志麻 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (40439831)
片山 陽子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (30403778)
中村 円 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10737505)
高橋 在也 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (30758131)
岩崎 孝子 杏林大学, 保健学部, 教授 (50826401)
高 紋子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (60759174)
山縣 千尋 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00886161)
彦 聖美 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (80531912)
青山 美紀子 亀田医療大学, 看護学部, 講師 (80582999)
酒井 武志 亀田医療大学, 看護学部, 助教 (31000656)
千葉 恵子 亀田医療大学, 看護学部, 准教授 (20849020)
山田 案美加 亀田医療大学, 看護学部, 助教 (00833146)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2026年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | アドバンス・ケア・プランニング / 地域住民 / 対話 / 社会的スキーム / Compassionate Community / compationaete community / advance care planning / Scoping Review / ACP / 日本型対話促進 / 地域社会 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、健康な時からのACPを推進するため、行政機関等と協働し働く世代(元気高齢者を含む)のACP準備性を高める教育的介入を行い、その効果と持続性を明らかにすることである。また地域におけるACPを推進する行政や市民グループの企画者による地域におけるACP推進の仕組みづくりの意図や方法、および成果に関する認識について明らかにすることである。これらの目的を達成するため、5つの地域で公募による老若男女の対象者を募り、成人学習理論を用いたACPの準備性を高める教育的介入プログラム(ACP介入プログラム)の評価を参加者・企画者の双方からとらえ、収斂型混合研究法デザインを用いて探求する。
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研究実績の概要 |
本年度は第1段階である地域の生活文化や人びとのニーズを理解する目的でフィールド調査および地域分析を行う予定であった。 しかし、班会議で議論した結果、地域の選定やACP介入の枠組みを検討することが必要であり、改めて、地域におけるACP介入と評価指標について、また地域づくりを射程とするならば「Compationate City or Community」という概念を理論的ベースとして整理することが有効であるという結論に至った。 その結果、方法論的には2つのスコーピングレビュー(ScR)を行った。 ScR1:【地域におけるACP介入と評価指標】目的に合った文献38件のレビューツールを作成し地域で行われているACPについて、介入内容や対象者、評価方法を抽出した。地域におけるACPの対象は地域住民、高齢者とその代理人、認知機能低下のない高齢者、慢性疾患を有する患者、在宅医療を受ける患者であり、プライマリケアが必要な対象であった。介入方法は多様であり、介入者も多職種であった。介入評価は、本人の好みと代理人の一致度、代理意思決定者・蘇生・入院に関する望みの文書化、参加者への経験や認識に関する調査などにより量的、質的指標で統合評価されていた。 ScR2:【ヘルスケア領域におけるCompationate Comyunithy or Cityの概念マッピング】58文献を対象として分析を行った。その結果、Compassionate Communityは「命を脅かす病気、高齢、障害、介護や子育てとともに生きる市民、すべての市民を手助けし、生きることを学びあうために組織される地域」と定義された。エンドオブライフのことだけではなく、すべての世代にわたる多様な生き方を包み込む地域文化であると考えられた。 これらの結果は論文公表する予定である。また次年度研究デザインを検討する際の資料とする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に進めることができた理由として、以下のことが考えられる。 ①研究組織のQualityが高い:これまで基盤研究Aの実績を基に研究チームメンバーを選定した。研究組織の構成員は本研究のテーマに関心を持ち、協働して継続的にチームとして研究に取り組んできた。それに加え、今回は若手研究者を加えたことで、新しい気づきや考えを含めてより一層加速的に取り組むことができた。 ②コンスタントな研究会議の開催:月に一回の会議を持ち、継続的に絶え間なくレビューを続けることで、メンバーの関心や意欲継続につながったと考える。またチームメンバーの議論も活発となり関係性も強まったと考える。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、まず本年度の研究知見の公表として国内の全国学会や国際学会での発表を行う。 次に、本年度のレビュー結果を活用し、研究デザインの検討を行う。その一方で介入する地域の選定、ベースライン調査の準備・実施を行う。次々年度には地域の生活文化や人びとのニーズを理解する目的でフィールド調査および地域分析を行い、コフォート研究を開始することができるように進める。 もっとも重要なことは、地域の選定であると考えている。行政の協力と参画を基本とする本研究では、当初の予定であった掛川市にまずは交渉をするが、コントロール群をどうするかが課題である。地域特性を考えると研究デザインとしてコントロール群なしで進めることも必要であると考えている。
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