研究課題/領域番号 |
23K24687
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補助金の研究課題番号 |
22H03429 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 昭和女子大学 (2024) 聖マリアンナ医科大学 (2022-2023) |
研究代表者 |
木村 美也子 昭和女子大学, 人間社会学部, 教授 (80635441)
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研究分担者 |
姫田 知子 四国大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (30612056)
井手 一茂 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (40900410)
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
香田 将英 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (80827791)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2026年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 受援力 / 子育て世代 / ネガティブサポート / 援助要請 / 父親/母親 / 子ども / ストレス対処力 / 親 / 支援 |
研究開始時の研究の概要 |
支援を受け入れ,活用する力(以下,受援力)の乏しい母親ほど虐待傾向が強く,社会的に孤立し,精神健康も不良であること等が指摘されてきた。本研究では父親も調査対象に加え,子育て世代の男女の受援力尺度の汎用性や性差等を明らかにし,さらに受援力のメカニズムや向上要因を探索する。また,受援力に負の影響をもたらすと考えられるネガティブサポート(不適切な支援)をポジティブに変えるための支援者向けツールを開発し,ネガティブサポートの発生抑制をめざす。そして,受援力向上に向けた介入とその効果の検証を行う。このような包括的アプローチにより,子育て世代の男女の受援力向上に向けた新たな支援モデルを構築する。
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研究実績の概要 |
当該年度は量的調査(1)と質的調査(2)(3)を実施した。 量的調査(1)では全国47都道府県の幼い子をもつ母親を対象に,インターネット調査を実施した。そして受援力の関連要因を探索するために,多角度から分析を行った。 質的調査(2)では,量的調査(1)の参加者の中から50名に個別のオンラインインタビュー調査を行い,受援力尺度で用いている質問項目について,より具体的に体験や思いを尋ねた(質的調査(2))。 一方,子育て支援に関わってきた研究協力者の機縁法により,支援が必要な状況でありながら,支援を求めなかった(求めることができなかった)という体験をもつ男女をリクルートし,対面,電話,オンラインによるインタビューを実施し,詳細な体験をうかがった(質的調査(3))。 以上,量的調査と2種類の質的調査により,受援力を高める要因や個々の受援力の構築に影響をもたらしている家族,学校,職場の体験など,様々な角度から受援力というものを探究することができた。 さらに本研究の着想に至ったこれまでの調査結果をまとめ,受援力との関連を検討する際のエビデンスとして援用できるよう,準備を進めた。その一部は国内外の学会で発表し,論文化,書籍化を進めた。多世代への応用可能性を検証したり,比較することも視野に入れ,受援力の質問項目についても再考を行った。また,他の研究者らから受援力尺度の使用許可を求められることもあり,別な調査対象の受援力について知見を得られる機会も得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
量的調査,質的調査ともに順調に実施できている。ただし,蓄積されたデータに対し,分析が追いついていない状況ではある。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに収集したデータの分析を急ぎ,それらを元に子育て世代の男女を対象とした全国調査の質問票を作成し,調査を実施する。この調査では,母親だけでなく父親のデータも収集することから,性差,構成概念の関連性を検証し,改めて受援力尺度としての信頼性,妥当性を検証することが可能となる。さらに支援が必要な状況でありながら,支援を求めなかった(求めることができなかった)という体験をもつ男女を対象としたインタビューも継続し,量的データの解釈にも援用する。
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