研究課題/領域番号 |
23K24692
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補助金の研究課題番号 |
22H03434 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 関西医科大学 (2023-2024) 関西福祉科学大学 (2022) |
研究代表者 |
野村 卓生 関西医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (30423479)
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研究分担者 |
笹井 浩行 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (60733681)
米田 昭子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (70709732)
田村 好史 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (80420834)
岡 敬之 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60401064)
河江 敏広 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 准教授 (00598948)
片岡 弘明 岡山医療専門職大学, 健康科学部 理学療法学科, 准教授 (00884826)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 24時間行動評価 / 3軸加速度計 / サルコペニア / フレイル / 高齢糖尿病患者 / 糖尿病理学療法 / 糖尿病療養支援 / 糖尿病看護 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,3軸加速度計を用いて,身体的フレイルの中核的病態であるサルコペニア発症前の日常生活行動の特性を明らかにし,サルコペニア発症の予後予測指標を開発することを第一の目的としている.さらに,高齢糖尿病患者を対象にして,開発した予後予測指標に基づいた日常生活行動支援プログラムの実用性,医療資源投入の量と質,支援の満足度,支援の効果を明らかにすることを第二の目的としている.これらを達成することにより,高齢糖尿病患者の身体的フレイル予防を目的とした予後予測に基づく介入戦略の基盤を構築する.
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研究実績の概要 |
本研究は,フレイルの中核的要素であるサルコペニア発症の可能性が高い高齢糖尿病患者を抽出して,個人の日常生活行動に応じたサルコペニア発症予防に有効な介入戦略を構築することを目的としている.研究目的を達成するために,研究初年度となる令和4年度から令和5年度にかけて,運動器・運動能力に問題のない高齢者を対象として,3軸加速度計で24時間行動の評価を行い,サルコペニア発症前の日常生活行動の特性を明らかにするためのデータ収集を行った.令和5年度には,計画通りに一般高齢者を対象として,3軸加速度計を用いた1週間の24時間行動の評価に加えて,身体組成,握力や歩行速度など,サルコペニア診断に必要な測定を行い,令和4年度と合計して200名を超えるデータを収集できた. 令和6年度上半期までデータ収集を継続し,収集したデータを用いて,サルコペニアを予測するアルゴリズムを完成させる.当該作業を行う研究分担者とは,令和4年度から引き続き,定期的に研究会議を重ね,当該研究期間内に成果を創出できるように努めている. 令和5年度には,アルゴリズムの試作と並行して,日常生活行動支援プログラムを作成した.日常生活行動支援プログラムを作成するにあたっては、世界保健機構の身体活動・座位行動ガイドライン[WHO GUIDELINES ON PHYSICAL ACTIVITY AND SEDENTARY BEHAVIOUR]、睡眠を含むカナダ運動生理学会の24時間行動ガイドライン[CANADIAN 24-HOUR MOVEMENT GUIDELINES]などを参考としている.また,令和4年度に発表された米国糖尿病学会と欧州糖尿病学会によるステートメントには,24時間行動評価および改善の重要性が示されており,これらも参考にしている. 以上,令和5年度は計画していた通り,概ね研究が進行している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度には当初計画していた通り,研究データ収集を継続し,令和4年度と合わせて200名を超える高齢者のデータを収集できている.また,令和6年度から開始する研究についても,研究分担者と共に複数回の会議を重ねており,令和6年度の研究が円滑に進行できるように準備している. 一方,研究代表者は令和5年度より所属を変更した.令和5年度当初は,新たな所属先での倫理審査の申請など,一時,研究の進行が停滞したが,令和5年度下半期からは問題なく,研究を実施している.令和6年度については,研究をさらに推進して,成果が創出できるように作業を進めていく計画である.
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今後の研究の推進方策 |
研究データの収集は,おおむね順調である.収集したデータを活用したサルコペニア判定アルゴリズムの作成も,計画通りに開発を進めている.開発したアルゴリズムを用いて判定される「フレイルリスク」についても,日常生活行動支援プログラム(いわゆる日常生活のアドバイス)共に,紙面に出力するアプリケーション化を専門業者と共に進めている.研究全体の進行はおおむね順調であり,研究が停滞しないようにエフォートを管理して,研究を遂行する計画である.
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