研究課題/領域番号 |
23K24693
|
補助金の研究課題番号 |
22H03435 (2022-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
本田 美和子 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 政策医療企画研究部, 室長 (40575263)
|
研究分担者 |
小林 美亜 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任教授 (00327660)
中澤 篤志 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (20362593)
伊東 美緒 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (20450562)
倉爪 亮 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (70272672)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2024年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2022年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
|
キーワード | ケア / 認知症 / シミュレーション教育 / 拡張現実 / マルチモーダル・コミュニケーション / コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、脆弱な高齢者や認知症をもつ方々に対するケアを行う人々が、より質の高いケアを実践するためのマルチモーダル・コミュニケーションケア技法を学ぶための教育システムの開発とその効果について検討する研究です。 この教育システムは、マルチモーダル・コミュニケーションケア技法を人工知能を使って現実と仮想を組み合わせて体験する「拡張現実」という手法を用いて学ぶシミュレーション教育で、これまで高齢者と接した経験があまりない人でも、リアルな経験を体感することができます。このシミュレーション教育システムは、現場に赴く前のトレーニングとして、また現場で経験した課題の解決手段として活用することができます。
|
研究実績の概要 |
この研究は人工知能・拡張現実を活用した認知症ケアコミュニケーション技術の教育システム開発とその教育効果に関する臨床研究です。認知症高齢者のケアを行う人々が「良いケア」を行うためのケアコミュニケーション技術教育モデル開発を目的とし、①:「良いケア」を定義するためのケアの質評価尺度の開発と信頼性・妥当性の検討 ②:拡張現実を活用した認知症ケアの実践知とマルチモーダル・ケアコミュニケーションを学ぶシミュレーション教育プログラムの開発 ③:①②の成果に基づいた、従来の対面教育から拡張現実を用いたシミュレーション教育までを層別化した教育手法別教育効果の比較検討の3つのプロジェクトを実施します。 本年度は①:「良いケア」を定義するためのケアの質評価尺度の開発と信頼性・妥当性の検討に関する臨床研究のための研究プロトコールを作成し、共同研究者が所属する大学の倫理委員会による倫理審査受審を行いました。また、②:拡張現実を活用した認知症ケアの実践知とマルチモーダル・ケアコミュニケーションを学ぶシミュレーション教育プログラムの開発を行いました。これはケア専門職および自宅でケアを行っている介護家族等を対象としたマルチモーダル・ケアコミュニケーションの教育効果について検討することを目的としています。臨床研究のためのプロトコール実施プログラムを作成しました。③:③:①②の成果に基づいた、従来の対面教育から拡張現実を用いたシミュレーション教育までを層別化した教育手法別教育効果の比較検討を行う臨床研修フィールドの開拓を行いました。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床研究の一部の研究計画書の倫理審査が研究分担者の大学で遅延している。そのほかの研究計画書および研究フィールドの策定は順調であり、当該倫理委員会の研究許可が得られ次第、臨床研究を開始する。
|
今後の研究の推進方策 |
共同研究者の所属施設で進行中の臨床研究計画書の倫理審査および研究許可が得られ次第、臨床研究実施フィールド(長野県内の介護施設等)において臨床研究を実施する。臨床データの統計学的分析および情報学的分析を実施する。
|