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フレイルからの改善に関するメカニズムの検討:10年間の長期縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K24720
補助金の研究課題番号 22H03462 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

土井 剛彦  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (60589026)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2024年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードフレイル
研究開始時の研究の概要

本研究はフレイルからの改善をテーマに行う。フレイルとは、元気な状態と介護などが必要な状態の中間とされ、要介護、入院、死亡などのリスクが高い一方で、フレイルの状態を維持することや、元気な状態に移行することができる可変的な状態とされる。しかし、フレイルからの改善におけるメカニズムについては十分に明らかになっていない。そこで、本研究は、地域在住高齢者を対象に長期縦断研究を実施し、フレイルの改善に寄与する因子を、生活習慣、機能レベル(身体機能や認知機能など)、活動レベルなど修正可能な因子において検討し、血液データを用いてメカニズムの検討することを目的とした。

研究実績の概要

本研究はフレイルからの改善をテーマに行う。フレイルとは、元気な状態と介護などが必要な状態の中間とされ、要介護、入院、死亡などのリスクが高い一方で、フレイルの状態を維持したり元気な状態に移行することができる可変的な状態とされる。しかし、フレイルからの改善におけるメカニズムについては十分に明らかになっていない。そこで、本研究は、地域在住高齢者を対象に長期縦断研究を実施し、フレイルの改善など移行に寄与する因子を、生活習慣、機能レベル(身体機能や認知機能など)、活動レベルなど修正可能な因子において検討し、血液データを用いてメカニズムの検討することを目的とした。本研究では、表現型のフレイルを扱う事とし、下記の項目にて評価した。フレイルの評価項目は、体重減少:6ヶ月間で2~3kg以上の体重減少がある、活力低下:(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする、活動減少:軽い運動・体操や定期的な運動・スポーツをいずれも行っていない、筋力低下:握力を測定し、男性は28kg未満、女性は18kg未満に該当した場合、歩行能力低下:歩行速度を測定し、1.0m/s未満に該当した場合、以上5つの項目のうち、1~2つ該当した場合をプレフレイル、3つ以上に該当した場合をフレイルとする。
2023年度の実績報告として、構築できた縦断データセットは1776名で、そのうち血液データを使用可能な状況になっているデータ数は約170名である。2024年度は、欠損、誤入力等の確認を行いデータ固定を行ったのちに、縦断アウトカムデータや血液データ等をはじめとした連結可能なデータをデータセット化し、順次解析を進めていくこととする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していたデータセットの構築ができているため。

今後の研究の推進方策

2024年度は、欠損、誤入力等の確認を行いデータ固定を行ったのちに、順次解析を進めていくこととする。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Combined Social Frailty and Life-Space Activities Associated with Risk of Disability: A Prospective Cohort Study2024

    • 著者名/発表者名
      Doi T.、Tsutsumimoto K.、Makino K.、Nakakubo S.、Sakimoto F.、Matsuda S.、Shimada H.
    • 雑誌名

      Journal of Frailty & Aging

      巻: 13 号: 2 ページ: 184-188

    • DOI

      10.14283/jfa.2024.17

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Impacts of Negative and Positive Life Events on Development of Social Frailty among Community-Dwelling Older Adults2024

    • 著者名/発表者名
      Makino Keitaro、Doi Takehiko、Tsutsumimoto Kota、Katayama Osamu、Yamaguchi Ryo、Georg von Fingerhut、Yamagiwa Daiki、Makizako Hyuma、Shimada Hiroyuki
    • 雑誌名

      Journal of the American Medical Directors Association

      巻: 25 号: 4 ページ: 690-696.e1

    • DOI

      10.1016/j.jamda.2024.02.002

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Social frailty associated with Active Mobility Index among community-dwelling older adults.2023

    • 著者名/発表者名
      Doi T, Tsutsumimoto K, Kurita S, Nishimoto K, Kiuchi Y, Nakakubo S, Shimada H.
    • 学会等名
      IAGG-Asia Oceania Regional Congress2023
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 「運動とフレイル・サルコペニア予防」認知的フレイルに対する予防2023

    • 著者名/発表者名
      土井剛彦
    • 学会等名
      第10回日本サルコペニア・フレイル学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 「フレイルの多面性と予防―特に運動・ポピュレーションアプローチについて」フレイルの多面性と活動の促進2023

    • 著者名/発表者名
      土井剛彦
    • 学会等名
      第33回日本老年学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] フレイル高齢者におけるセルフモニタリングによる活動状況.2022

    • 著者名/発表者名
      土井剛彦, 栗田智史, 堤本広大, 中窪翔, 木内悠人, 西本和平, 島田裕之.
    • 学会等名
      第1回日本老年療法学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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