研究課題
基盤研究(B)
本研究では、「運動による老化改善効果における視床下部の役割」を命題として研究を行う。老化の改善には運動が効果的であり、その機序として末梢臓器における代謝改善効果が明らかとなっているが、脳の高次機能(摂食・代謝調節など)の中枢である視床下部の役割は不明である。そこで、老化の促進、および運動による老化改善効果に対する視床下部の役割を老化モデルマウスを用いて検討し、老化に関与する新たなメカニズムを明らかにする。その標的分子として、我々は、運動により骨格筋より産生され、視床下部に作用するFGF23に着目しており、FGF23による老化改善効果の検討を行うことで、老化に対する新たな改善方法の提唱を目指す。