研究課題
基盤研究(B)
近年のストレス社会やコロナ禍による生活環境の変化を背景に、うつ病に代表される精神疾患や自殺者が増加し、社会問題となっている。心の健康や健康寿命の阻害要因としての心理・社会的ストレスによって精神疾患を発症する人がいる一方、ストレスに適応・回復することで心の健康を維持できる人もいる。また、同様のストレッサーを受けても、個人によって表出する精神症状や行動は多種多様である。このようなストレス感受性や症状発現の個人差・多様性はどのようなメカニズムで構築されているのだろうか?この問題を解決すれば個人に最適な心の健康増進法や健康寿命延伸法、精神疾患の予防法・治療法開発につながることが期待できる。