研究課題
基盤研究(B)
高齢者の見守りや未病の改善などの社会課題の解決にあたっては,AIによって人々の行動を認識し,適切なフィードバックを行うことが重要である.プライバシの懸念が少なく,機器を身につける必要が無いことから,Wi-Fi電波の変動を利用した行動認識がこれまでに盛んに研究されている.しかし,既存のWi-Fiを用いた行動認識では,機器の設置場所などの環境が変わると新たにデータ収集が必要となり,普及の妨げとなる.本研究では,Wi-Fiによる行動認識の導入を容易にするため,ミリ波の併用や複数環境から得られたデータセットに基づくWi-Fi電波からの環境非依存な特徴量抽出を目指す.