研究課題
基盤研究(B)
廃プラスチックや木質バイオマスを化学原料に転換するケミカルリサイクル手法として熱分解法が注目されている。CRプロセス開発の初期段階では、熱分解条件のスクリーニングや熱分解機構の解明が必要であり、それらの検討に熱分解ガスクロマトグラフィー(Py-GC)が応用されている。しかし、従来のPy-GCは高沸点かつ高反応性の化合物を直接分析できなかった。本研究は、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、及びスギの熱分解で生じる高沸点かつ高反応性の熱分解生成物をin-situモニタリングする「熱分解-気相誘導体化-ガスクロマトグラフィー/質量分析法(Py-GPD-GC/MS法)」を開発する。