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観察・生理学的指標からみた認知症の高齢者に対する動物型ロボットの活動効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K25248
補助金の研究課題番号 22H03994 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

井上 薫  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)

研究分担者 柴田 崇徳  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 上級主任研究員 (30357199)
河野 光伸  金城大学, 医療健康学部, 教授 (70269512)
繁田 雅弘  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90206079)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
キーワード認知症 / ロボット / 効果 / 認知症ケア / ランダム化比較試験
研究開始時の研究の概要

本研究は、認知症の認知症の高齢者を対象に、ロボットとの触れ合い活動の観察評価および生理学的指標を測定、分析することにより、ロボットの活動に関する有効なアウトカムについて検討するものである。認知症の人のケアに対する効果は主として研究者の観察評価によるものが多いが、本調査は、観察評価だけではなく、心拍数等の生理学的指標との関係性からとらえる点に特徴がある。

研究実績の概要

本研究は、人の心に寄りそうコミュニケーション・ロボット「パロ」を使用し、認知症の高齢者に対する効果を検証するものである。「パロ」は動物介在療法を参考として産業技術総合研究所が開発したタテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルとし、人の心に寄りそうことを目指したコミュニケーション・ロボットであり、現在では欧米、オセアニア等の先進国を中心として高齢者、障碍者施設や在宅で広くセラピーやレクリエーションに活用されている。アメリカ合衆国のように既に医療機器として認証されている国やドイツのように介護保険に組み込まれて使用されている国もある。今回の研究対象は、グループホーム等に在住する認知症の高齢者である。行動心理症状(BPSD)の専門職による観察指標だけではなく、生理学的な指標(心拍数、歩数等)を用いて、ロボットとの触れ合い、癒しの効果をどのアウトカムが検出できるのか、ランダム化比較試験の手法を用いて検証する。
本年度はその初年度でプロトコル完成を目指した。先行研究の分析、海外の類似研究に従事する研究チームからの情報収集、研究対象施設との打ち合わせによる計画の具体化に取り組んだ。研究対象施設においては未だ感染症による影響が残っており、現場ではコロナ禍の頃と同様な対策を講じていることがわかり、調査を行うために必要な感染症対策について研究対象施設から情報収集、分析を行った。また、過去の研究責任者が取り組んだ研究データに基づいてプロトコール(案)の作成に取り組んだ。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年秋から冬期にかけて研究対象施設において感染症のクラスターが発生してトライアルができなかったことによる。

今後の研究の推進方策

研究推進方策としては研究対象施設の感染症管理体制を考慮し、研究対象者の安全を確保した対策を講じ、研究対象者および研究協力者の負担軽減を検討するため20名程度の研究対象者に対するトライアル調査を実施し、本調査に取り組む必要性があると考える。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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