研究課題
基盤研究(B)
ウェアラブル機器によりユーザの状態を常時計測し医療サーバで監視する「ウェアラブル環境下統合ヘルスケア」が実現しつつある. 本研究では,生体と電磁波の相互作用に基づき生体計測と情報通信という異なるレイヤの技術を統合最適化し,次世代ヘルスケア基盤を創出する.具体的には,(1)人体に入力した電磁波の挙動を分析し,各種の生体信号を計測する.さらに,(2)人体を高周波信号の伝送路とする人体通信で,検出した生体信号などを伝送する.そして,(3)これら生体信号計測と情報通信を「生体と電磁波の相互作用」という同一の原理で実現し,センサや高周波回路などを共通化してシステム規模や消費電力を劇的に削減する.