研究課題/領域番号 |
23K25266
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補助金の研究課題番号 |
23H00569 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
小区分01040:思想史関連
合同審査対象区分:小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連、小区分01030:宗教学関連、小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
大谷 栄一 佛教大学, 社会学部, 教授 (70385962)
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研究分担者 |
近藤 俊太郎 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00649030)
繁田 真爾 東北大学, 国際文化研究科, GSICSフェロー (00862004)
谷川 穣 京都大学, 文学研究科, 教授 (10362401)
松金 直美 大谷大学, 文学部, 講師 (10549554)
井川 裕覚 東北大学, 文学研究科, 特任助教 (20909189)
戸田 教敞 立正大学, 仏教学部, 助教 (60979623)
武井 謙悟 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (70974260)
山本 浄邦 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (80788307)
岩田 真美 大阪大谷大学, 文学部, 教授 (90610642)
佐々木 政文 京都先端科学大学, 人文学部, 准教授 (60882545)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2025年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2023年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 教化政策 / 教化活動 / 近代仏教 / 公共空間 / 仏教寺院 / 青年教化 / 女性教化 / 仏教セツルメント / 仏教日曜学校 / 監獄教化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近代日本(明治初期~昭和前期)における政府の教化政策の歴史、その教化政策に参加した伝統仏教教団が果たした役割、伝統仏教教団の幅広いさまざまな教化活動を、全13名(研究協力者を含む)の研究メンバーが総合的かつ学際的に調査・研究するプロジェクトである。「国家の教化政策」研究班、「仏教寺院における教化」研究班、「公共空間における教化」研究班の3班に分かれて調査・研究を実施する。
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研究実績の概要 |
2023年4月25日にオンラインでキックオフミーティングを行った。共同研究のメンバー(研究代表、研究分担者、研究協力者)が集まり、本共同研究の目的と調査計画等を確認し、検討した。8月26~27日に京都で2023年度第1回研究会を、2024年3月9~10日に東京で第2回研究会をそれぞれ実施した。 第1回研究会では初日にキャンパスプラザ京都でメンバーによる各自の研究と研究計画の報告を行い、二日目にとなみ詰所、渉成園、本願寺伝道院、顕道会館、柳原銀行記念資料館を見学した。第2回研究会では初日に築地本願寺、創価学会本部を見学し、二日目に早稲田奉仕園で國學院大学の藤本頼生氏に「現代の神道教化・近代の神道教化」と題した特別講演をしていただいた。また、メンバーの調査・研究の進捗状況の報告も行った。 メンバーによる個別研究として、19世紀末から1920年代にかけての国民教化政策の推移、日本仏教界の戦時中の教化活動、近代の石門心学講舎の活動、真宗本願寺派の青年教化、近代真宗教団の女性教化、戦前の仏教日曜学校、真宗寺院の報恩講での教化、教誨師・藤井恵照の監獄教化、浄土宗労働共済会やマハヤナ学園等の仏教セツルメントによる教化・教育事業、日本仏教の朝鮮布教を調査・研究した。また、一般社団法人明倫舎、国立国会図書館憲政資料室、龍谷大学図書館、駒澤大学図書館、大正大学図書館、浄土真宗本願寺派願教寺(盛岡)、武蔵野大学、立正大学史料編纂室(現・文書館)、真宗大谷派本光寺(金沢市)、真宗大谷派善福寺(同)、真宗大谷派道證寺(福山市)、成田山仏教図書館、ソウル市内、奥州市立後藤新平記念館で史料調査を行った。 研究成果として、雑誌論文13本と図書6冊を刊行し、13回の学会発表を行い、着実に研究実績を積み重ねることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
共同研究のメンバーの個別研究をもとに、「国家の教化政策」「仏教寺院における教化」「公共空間における教化」各研究班が史料収集を進めながら、その分析を進めている。今後、取集した史料をデータベース化する作業に着手する。
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今後の研究の推進方策 |
今後も引き続き、本共同研究のメンバーによる国内外で一次史料の収集による文献調査、宗教施設や関係団体の見学やインタビュー調査を継続する予定である。また、来年度以降、これらの調査・研究の成果を国内の学会や韓国での国際シンポジウム等で公表する計画である。
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