研究課題
基盤研究(B)
本研究計画は,退職などで研究職を離れた言語学者等の所有する現地調査資料が散逸する前に,提供を受け,適切な管理をすることをまず第一段階の研究工程とし,今後利活用可能なデータとして保存していくシステムを構築することを第二段階の研究工程としている。1960年代後半から1990年代までの日本の言語学者は,さまざまな研究費を得て,世界各地に言語調査に赴き,膨大なデータを残している。これらのデータは個人的に所蔵されたアナログデータで,いずれ散逸し,失われてしまう。本研究はこういった事態を避け,デジタル化して長く利活用できる形式で保存する作業を行いつつ,その方法論を構築するものである。