| 研究課題/領域番号 |
23K25332
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| 補助金の研究課題番号 |
23H00635 (2023)
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
小区分02090:日本語教育関連
合同審査対象区分:小区分02070:日本語学関連、小区分02090:日本語教育関連
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| 研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
三井 はるみ 國學院大學, 文学部, 教授 (50219672)
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| 研究分担者 |
井上 文子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 准教授 (90263186)
野間 純平 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (30780986)
仲原 穣 琉球大学, グローバル教育支援機構, 非常勤講師 (60536689)
日高 水穂 関西大学, 文学部, 教授 (80292358)
森 勇太 関西大学, 文学部, 教授 (90709073)
酒井 雅史 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 准教授 (20823777)
高木 千恵 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50454591)
竹田 晃子 岩手大学, 教育学部, 教授 (60423993)
橋本 礼子 (舩木礼子) 神戸女子大学, 文学部, 教授 (00454736)
松丸 真大 滋賀大学, 教育学系, 教授 (30379218)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2027年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2026年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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| キーワード | 方言昔話資料 / 資料整備 / 資料性の検討 / 文末表現研究 / 談話研究 / 文法研究 / 方言昔話談話研究 / 方言文末表現研究 |
| 研究開始時の研究の概要 |
昭和期後半以降、共通語化による伝統的方言の衰退が進行した結果、日本語の地理的変異の諸相を体系的に把握することが難しくなっている。このような中で、方言による昔話資料は、伝統的方言を語りのテキストの形で記録した大量の資料群であり、方言研究に好適でありながら、いまだ十分に活用されているとは言えない。本研究は、方言昔話資料を活用した言語研究を推進するために、①方言昔話資料のデータベース化と公開、②方言昔話資料の言語研究資料としての位置づけ、③方言昔話資料を活用した言語研究の実践、を行う。
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| 研究実績の概要 |
本研究では方言昔話資料を活用した言語研究を推進するために、① 言語研究に適した形での方言昔話資料のデータベース化、② 方言昔話資料の言語研究資料としての位置づけ、③ 方言昔話資料を活用した言語研究の実践」を行う。本年度は次のことを実施した。 ①として、(1) 文化庁「各地方言収集緊急調査」データ(1977~1985年収録、国立国語研究所が管理)と、(2) 島根県方言昔話資料(1970~1980年代収録、島根県立大学に保管)のデータベース化のための資料整備を行った。(1)については、「みんなで談話整備プロジェクト」と連携して作業を行い、完成データの一部が国立国語研究所リポジトリから公開された。(2)については、カセットテープに録音された全音声資料のデジタル化を完了した。データベース化の基礎作業としてだけでなく、資料保存の観点からも必要な措置である。録音状況、方言区画等を勘案して、最初に着手する地域として石見方言域の匹見町を選定し、文字化資料の電子データ化を行った。昔話1話ごとに録音音声と文字化資料を照合し、Praatを用いてアノテーションを付すこととし、文字化の修正とアラインメント作業を開始した。これにより、当初予定した文法研究、談話研究のみならず、島根県方言に特徴的な現象の見られる音声研究にも活用の幅が広がると考えられる。 ②として、竹田(2024)は、多様な既存の方言資料の中に、活用が期待される資料として口承文芸資料を位置づけている。 ③として、方言文末表現等について研究成果を発表した。そのうち日高(2024)は、全国規模で編纂された昔話資料である「読みがたり各県のむかし話」シリーズ(日本標準)を資料として、接続詞の種類の地域別使用率、文末表現形式の類型の地域差を分析し、語り口調の地域差を見いだすとともに、それが昔話を語る文化の地域差と連動していることを指摘している。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
「① 言語研究に適した形での方言昔話資料のデータベース化」は、「方言昔話資料整備班」が中心となって取り組んだ。 「(1) 文化庁「各地方言収集緊急調査」データ」については、「みんなで談話整備プロジェクト」と連携して資料整備を進め、完成データの一部が国立国語研究所リポジトリから公開された。 「(2) 島根県方言昔話資料」については、資料整備の方針とデータベースの構造を検討し、策定した方針に基づいて作業を進めた。録音資料はデジタル化を完了した。最初にデータベース化に着手する地域として石見方言域の匹見町を選定し、手書きの印刷物として刊行された文字化資料の電子化入力を完了した。昔話1話ごとに録音音声と文字化資料を照合し、Praatを用いてアノテーションを付すこととし、文字化の修正とアラインメント作業を開始した。整備作業上の問題点の検討と、プロジェクトの進捗、予定共有のために、打合せ会を5回行った(5/4、7/21、9/29、12/22、2/23。オンライン)。方言文法研究会2025年第1回研究会(2025年3月9日(土)、関西大学)でサンプルデータを配布し、意見を聴取した。平行してデータベース公開の方法、問題点等について整理し、情報収集、検討を行った。このほか、岩手県方言昔話資料を選定し文字化資料の電子データ化を行った。 方言文法研究会2024年第2回研究例会(2024年9月29日(日)、オンライン開催)において、本研究の構想、進捗、問題点を報告し、関連発表4件を行った。また、先行事例である「東北方言民話コーパス」の作成者を講演者としてお招きし、情報交換を行った。 「② 方言昔話資料の言語研究資料としての位置づけ」「③ 方言昔話資料を活用した言語研究の実践」については、「方言昔話談話研究班」「方言文末表現研究班」が中心となって取り組み、論文、口頭発表として研究成果を発表した。
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| 今後の研究の推進方策 |
次年度以降も、現在の計画に従って研究を推進する。
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