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石造物による被災履歴学習を通した持続可能な社会のための地域総合学習プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K25403
補助金の研究課題番号 23H00706 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分03050:考古学関連
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

上椙 英之  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 研究員 (50600409)

研究分担者 村田 泰輔  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 主任研究員 (00741109)
前林 清和  神戸学院大学, 現代社会学部, 教授 (10241168)
西山 浩司  九州大学, 工学研究院, 助教 (20264070)
山内 利秋  九州医療科学大学, 薬学部, 准教授 (20351942)
加納 靖之  東京大学, 地震研究所, 准教授 (30447940)
熊谷 誠  山形大学, 地域教育文化学部, 講師 (30839733)
大邑 潤三  東京大学, 地震研究所, 助教 (40809381)
藤田 明良  天理大学, 国際学部, 教授 (50309514)
蝦名 裕一  東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (70585869)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードひかり拓本 / 石造物 / 自然災害伝承碑 / 防災教育 / 地域学習 / 碑文 / 画像処理 / GIS / オープンサイエンス
研究開始時の研究の概要

本研究は、社会に対する訴求力の高い自然災害伝承碑を対象に、①独自開発したアプリを用いた石造物データ取得の手法を多様な地域、組織において展開し、②データ登録を促すデータ収集システムをWeb上に構築することで、効率的な情報収集を図り、③既存の内外のサービスと連携し、集まったデータを活用する学習コンテンツの開発をするといった、取得・収集・活用までの一連の三段階のフローを社会に実装することを目的とする。

研究実績の概要

本研究は、申請者が開発したデジタル拓本技術「ひかり拓本」と、新たに構築するコミュニケーション機能をもったデータ収集システム、GISやWeb翻刻サービスといった既存のデジタル技術と連動し、研究者・自治体・教育現場と連携した市民参加型の石造物を実践する。
対象は社会への訴求力の高い自然災害伝承碑を中心とし、①開発したアプリを用いた石造物データ取得の手法を多様な地域、組織において展開し、②データ登録を促すデータ収集システムをWeb上に構築することで、効率的な情報収集を図り、③既存の内外のサービスと連携し、集まったデータを活用する学習コンテンツの開発をするといった、取得・収集・活用までの一連の三段階のフローの社会実装を目指す。
2023年度は初年度としいて、先ずはひかり拓本のアプリのリリースを受け、それらの普及のための周知活動と資料作成、2024年度以降の準備を行った。
例として、K小学校(奈良)、NPO法人書物研(奈良)、佐保川地域ふれあい会館講座(奈良)、みやぎ街道交流会(宮城)、東北大学みちのく古文書同好会(宮城)、松原市教育委員会(大阪)、高知県歴史文化財課(高知)、佐世保福井洞窟ミュージアム(長崎県)などで講習会・講演会・技術指導を行い、市民参加型調査の下地はできつつある。
また、京都大学総合博物館での「2023年度企画展 文化財発掘Ⅹ 「比叡山麓の縄文世界」」や日生加子浦歴史文化館など、外部機関での展示企画での活動や、博物館実習や卒論などへの利用事例も報告されており、周知と普及は順調である。
印刷物としては、教育現場向けの「ひかり拓本入門書」をマスコットキャラクターデザインとともに作成しPDFを公開した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度は初年度として、核となる技術であるひかり拓本の周知活動として、参考資料作成、技術講習会・講演会の開催を目標としており、全て順調である。

今後の研究の推進方策

2024年度は①普及のため、技術講習会・講演会を全国で行い、デザインしたキャラクターをもとにしたマニュアル動画、撮影動画の公開を行う。
また、システムの準備として、東北大学災害科学国際研究所のひかり拓本データベースの増強およびデータの充実、災害痕跡GIS、みんなで翻刻など外部サービスとの連動を進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ひかり拓本2023

    • 著者名/発表者名
      上椙英之
    • 雑誌名

      月刊文化財

      巻: 2023年8月号 ページ: 40-42

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] 報告:桜島噴火災害碑の ひかり拓本による記録化について2023

    • 著者名/発表者名
      山内 利秋
    • 雑誌名

      九州保健福祉大学博物館学年報

      巻: 12

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] ひかり拓本による地域防災教育プログラムの構築2024

    • 著者名/発表者名
      上椙英之
    • 学会等名
      情報処理学会 電子化知的財産・社会基盤研究会103回研究発表会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ‘ひかり拓本’、縄文土器に光をあてる2023

    • 著者名/発表者名
      千葉 豊, 髙野 紗奈江, 上椙 英之, 金田 明大, 山口 欧志, 小出来 恒平, 堂坂 美仁
    • 学会等名
      日本文化財科学会 第40回記念大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] ひかり拓本入門書2023

    • 著者名/発表者名
      上椙英之
    • 総ページ数
      25
    • 出版者
      奈良文化財研究所
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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