研究課題
基盤研究(B)
人口が集中する大都市域において、下水処理水の負荷【人為要素】に加えて、集水域の地質・地形・降雨特性【自然要素】の違いを考慮し、各主要河川への①地質を反映した栄養塩供給量、②降水に伴う河川流量変化、③地下水の涵養量と栄養塩供給、④濁度の経常的違いによる河口域の光制限という複合的要素が、赤潮の水域別特性(植物プランクトン種やタイミング)の要因を説明できるという仮説を検証する。方法とし、河川観測と栄養塩・安定同位体、放射性同位体解析を行うことと並行し、東京湾奥へ注ぐ主要河川の河口域の種組成(PCR解析)と現存量(Chl.a量)解析、および栄養塩添加による培養実験を組み合わせて検証を行う。