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タイの「後住民」による先住民運動に関する人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K25439
補助金の研究課題番号 23H00742 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関国士舘大学

研究代表者

鈴木 佑記  国士舘大学, 政経学部, 准教授 (60732782)

研究分担者 西田 昌之  東北学院大学, 教養教育センター, 講師 (40636809)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2027年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
キーワード先住民 / 人権 / 土地 / 資源 / 先住民運動
研究開始時の研究の概要

世界の人権問題・先住民運動の全体像を把握したうえで、タイの「後住民」である海洋民と山地民による先住民運動の実態について調べ、彼らの「先住性」の論理を解明することを目的とする。ここでいう「後住民」とは、国家による統治が進んだ地域にあとから移り住んだ少数民族のことを指す。タイの「後住民」がどのような論理を根拠として、いかにして国際機関やNGOと連携して先住民運動を展開している/きたのかを、現地調査を通じて民族誌的に明らかにすることを目指す。

研究実績の概要

本研究は、世界の人権問題・先住民運動の全体像を把握したうえで、タイの「後住民」である海洋民と山地民による先住民運動の実態について調べ、彼らの「先住性」の論理を解明することを目的とする。ここでいう「後住民」とは、国家による統治が進んだ地域にあとから移り住んだ/特定の土地に定住するようになった少数民族のことを指す。タイの「後住民」がどのような論理を根拠として、いかにして国際機関やNGO、さらにはメディアと連携して先住民運動を展開している/きたのかを、現地調査を通じて民族誌的に明らかにすることを目指している。本年度前半は、世界の人権問題や先住民に関する文献資料を渉猟した。後半は、研究分担者と連絡を取り合い、今後の計画について話し合った。その上で、オーストラリアとニュージーランドの国立博物館および関連する博物館へ訪問し、アボリジナル・オーストラリアンズとマオリ・ピープルの歴史に関する情報収集を共同で実施した。また、キャンベラでは、アボリジナル・オーストラリアンズのドキュメンタリーフィルムを製作しているアンドリュー・パイク博士にインタビューを行い、彼からインディジナス・オーストラリアンズに関する映像作品を複数入手した。その他、台湾の國立臺灣歴史博物館を訪問し、原住民族に関する情報を集めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通り、世界各地の先住民に関する情報収集を行うことができたため、「おおむね順調に進展している」とした。

今後の研究の推進方策

本研究は全体の計画において、次の5つにわけることができる。つまり、(1)世界規模の先住民に関する会合の歴史を調べ、(2)世界各国の先住民に関する情報を収集したうえで、(3)タイ政府の先住民に対する施策(現時点のタイ政府の見解では、タイには先住民は存在しないことになっているので、タイ政府の海洋民と山地民に対する施策という意味)と、タイにおける先住民運動に関与する国際機関とNGOの活動を明らかにする。そして、(4)タイの海洋民と山地民が先住民運動でいかなる権利を誰に訴えているのかを調べ、(5)彼らが先住民運動を展開するうえでいかなる問題をかかえ、またそれをどのように乗り越えようとしているのか、そして彼らの「先住性」の論理とはいかなるものなのか、複数のアクターの言動に注視して明らかにする。次年度は昨年度に引き続き(1)と(2)を重点的に調べる。再来年度から(3)、(4)、(5)を中心とする調査を実施する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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