研究課題
基盤研究(B)
Covid-19に続いてロシアによるウクライナ侵攻、世界的なエネルギー価格や原材料の高騰により、食料品市場には様々な変化が生じている。その変化は、需要一時的な落ち込みなど短期的な変動による部分が大きいと考えられるが、消費者の行動変容は、食料品需要に関しては長期的な変化である可能性が高い。このような多面的なショックは、食料品市場に対して短期的なショックと長期的な構造変化を生じさせていると考えられる。本研究では、需要側の変化と供給側の変化、短期的なショックと長期的な構造変化の組み合わせによって、4分類とし、この度の一連のショックがどのようなものであったのかについて計量経済学的に明らかにする。