研究課題
基盤研究(B)
本研究では、発達特性に気づいて悩む前によりよく子どもを理解して対応できるよう、胎児からの縦断研究を通して、行動特性として現われる前の認知機能を後方視的に捉え、その発達的軌跡を明らかにすることを主目的とする。また、6歳時点で脳波計測を行うことで、それまでの認知行動発達と背景の脳機能との関係を明らかにする。なお、発達特性を持つ子どもは、不登校、いじめ、虐待などに加え、COVID-19によって生じた急な休園・休校やメディアの影響も受けやすい。こういった新たな事態への十分な配慮のために、上記認知基盤を踏まえた上で、横断データとしての全国調査、臨床データも併せて、養育・教育環境の再検討を行う。