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子どもの健康を守るための養護実践力強化に向けた「学校看護技術」教育支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 23K25672
補助金の研究課題番号 23H00975 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関北海道教育大学

研究代表者

山田 玲子  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10322869)

研究分担者 佐藤 伸子  熊本大学, 大学院教育学研究科, 講師 (10226946)
岡田 忠雄  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30344469)
福田 博美  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90299644)
葛西 敦子  弘前大学, 教育学部, 教授 (80185735)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2026年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード学校看護技術 / 養護教諭 / 養護実践力強化 / 養護教諭養成 / 現職教育 / 養護実践力
研究開始時の研究の概要

本研究では、我々が構築した「養護教諭養成教育で教授する学校看護技術の教育モデル」(JSPS科研費JP20H01690研究成果)を養成教育と現職教育を往還させながら実践・評価することから、これを大学と教育委員会の双方が利用できる教育支援システムとして体系化していくことを目指す。これにより、健康な子どもだけではなく健康障害を持った子ども達にとっても安寧な学校生活に寄与するとともに、学校での予期せぬ状況での傷病や事故にも的確に対応できる養護教諭の実践力強化につなげる。

研究実績の概要

本研究は「子供の健康を守るための養護実践力育成に向けた『学校看護技術』教育モデルの確立」(JSPS科研費JP20H01690)の継続研究であり、その研究成果である「養護教諭養成教育で教授する学校看護技術の教育モデル」を基に、現職教育へと発展させるものである。
本年度は研究計画に基づき、以下2点を実施した。
1.養護教諭養成大学での「学校看護技術」教育モデルの評価
養成大学での「学校看護技術」教育モデルの実践を研究メンバー4人のグループディスカッションにて評価した。特にフィジカルアセスメントの授業プログラムについて、その評価を基にプログラムの改善を行った。その後、養成大学において改善したプログラムを用いて授業を実施し学生の養護実践力に関する自己評価を得点化するとともに、養護実践力の継続について評価するために、卒業前の学生に調査を実施した。
2.現職教育で活用できる「学校看護技術」教育モデルの検討
1.で改善したフィジカルアセスメントの授業プログラムを用いて、現職養護教諭を対象とした公開講座を実施した。具体的には、ICT機器を使用して「熱中症」の危機管理マニュアルを作成し、高機能シミュレータを活用したシミュレーションからその評価・見直しを行った。シミュレータを用いることに関して、実際に測定したバイタルサインを基に養護実践を組み立てることが可能となり効果的であると評価ができた一方で、生体との違いから戸惑うという意見もあり、今後は従来型の模擬患者との併用によりさらなる教育効果が期待された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度は、現職教育に必要な「学校看護技術」の項目を抽出し優先順位を決定するため、養護教諭へのインタビュー調査を実施する計画であった。しかし、前年度実施した1名のデータを収集したものの、予定していた協力者の都合によりさらなるデータ収集ができなかったため、「やや遅れている」とした。

今後の研究の推進方策

今後は予定していた現職養護教諭へのインタビュー調査を実施し、現職教育に必要な「学校看護技術」を明確にしたいと考える。ただし、インタビュー調査への協力者が見つからない場合は、養護教諭へのアンケート調査に切り替えて、その実施を検討したい。これにより、現職教育で活用できる「学校看護技術」の教育モデルの作成につなげたいと考える。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 4件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 養護教諭養成課程卒業前学生のバイタルサインにおける観察技術、正常・異常の判断、養護実践に関する自信の程度2024

    • 著者名/発表者名
      葛西敦子、山田玲子、福田博美、佐藤伸子
    • 雑誌名

      弘前大学教育学部紀要

      巻: 131 ページ: 147-154

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 養護教諭を対象とした高機能シミュレータを活用したICT教育-危機管理マニュアルを用いた熱中症の対応の検討-2024

    • 著者名/発表者名
      福田博美、藤井紀子、小川真由子、古村奈保子、佐藤伸子、山田玲子、葛西敦子
    • 雑誌名

      弘前大学教育学部紀要

      巻: 131 ページ: 167-175

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 養護教諭養成での食物アレルギーの模擬事例を用いたシミュレーション教育-模擬患者とシミュレータでの実習前後での学生自己評価得点の比較-2024

    • 著者名/発表者名
      葛西敦子、山田玲子、福田博美、佐藤伸子
    • 雑誌名

      弘前大学教育学部紀要

      巻: 131 ページ: 155-166

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学校における非接触体温計の正しい使用方法の普及-動画説明資料の検討-2024

    • 著者名/発表者名
      山中結加、河合咲良、早川実希、福田博美、小川真由子、山田玲子、葛西敦子、佐藤伸子
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告(教育科学編)

      巻: 73 ページ: 29-35

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 非接触体温計の正しい使用方法の普及2023

    • 著者名/発表者名
      山中結加、森愛未、河合咲良、早川実希、福田博美、小川真由子、山田玲子、葛西敦子、佐藤伸子
    • 学会等名
      第66回東海学校保健学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 養護教諭養成課程学生への事例を用いたフィジカルアセスメント教育の効果と課題2023

    • 著者名/発表者名
      山田玲子、葛西敦子、佐藤伸子、福田博美、岡田忠雄
    • 学会等名
      日本学校保健学会第69回学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 養護教諭養成課程卒業前学生のバイタルサインに対する観察技術、正常・異常の判断、養護実践に関する自信の程度2023

    • 著者名/発表者名
      葛西敦子、山田玲子、福田博美、佐藤伸子
    • 学会等名
      日本学校保健学会第69回学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 養護教諭養成課程学生への食物アレルギー模擬事例を用いたフィジカルアセスメント教育の検討2023

    • 著者名/発表者名
      葛西敦子、山田玲子、福田博美、佐藤伸子
    • 学会等名
      日本学校保健学会第69回学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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