研究課題/領域番号 |
23K25694
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補助金の研究課題番号 |
23H00997 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
野村 純 千葉大学, 教育学部, 教授 (30252886)
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研究分担者 |
加藤 徹也 千葉大学, 教育学部, 教授 (00224519)
土屋 綾子 城西国際大学, 看護学部, 助教 (00970716)
高谷 里依子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20772370)
伊藤 裕志 千葉大学, 教育学部, 教授 (50913175)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2027年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2026年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | クライシスマネジメント / 教員養成教育 / リカレント教育 / 事故発生時のコミュニケーション力 / 教員間の相互連携強化 / 教員間の相互連携力強化 |
研究開始時の研究の概要 |
異常気象に伴う大規模災害の多発やコロナウイルスの蔓延により、教育現場ではかつてない規模・種類のクライシスマネジメント対応能力が求められている。しかし申請者らの挑戦的研究(萌芽)研究により、現時点で教科・担任と養護教諭間での日常的事故発生後の連携が十分に行えておらずクライシスマネジメントに重大な瑕疵が存在することが明らかになった。本申請研究では、教員養成・教職大学院教育と現職教員リカレント教育において活用するクライシスマネジメント教育プログラムを開発し、この社会実装を目指すものである。また、グローバル連携での教育における安全確保にも取り組む。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、挑戦的萌芽研究の成果として明らかになったクライシスマネジメントに関する課題を、学部養成教育、教職大学院教育において解決するとともに、現職教員に対しても研修プログラムを通してアプローチすることで現職教員のクライシスマネジメントに関する資質とマインドセットの改革を進めることである。特にクライシスマネジメントを、これまでなぜか取り組まれてこなかった「日常的に起こる事故に対する対応」という新しい視点から構築する点が特徴である。 これまでの研究により教科・担任と養護教諭間での日常的事故発生後の連携が十分に行えておらずクライシスマネジメントに重大な瑕疵が存在することが明らかになった。このため教員養成・教職大学院教育と現職教員リカレント教育において活用するクライシスマネジメント教育プログラムを開発し、この社会実装を目指すこととした。 今年度は、学部と教職大学院の協働での学びを促進するロールプレイ授業の開発を進めた。学部横断的に「小中学校コースの保健体育の教員志望学生」と「養護教諭コース学生」が組み、それぞれの卒業後の教員を演じ、さらに、教職大学院生がここに「管理職」役として参加するプログラムを開発し、教職実践演習において試行した。また、このプログラムでは、事前学習用オンデマンド教材及びアクションカードを用いることで、より具体的に行動できるように工夫を加えた。現在、この実践の成果について解析を進めている。 sらに課外愛の連携大学とともに、現在の各国で行われている学校における安全対策、安全教育に関する国際研究集会を開催し、9か国の連携大学代表16名がそれぞっれの教員養成及び大学で取り組まれている教育の安全に関する研究、教育、指導について発表をおこなった。これに基づき情報交換をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
学部と教職大学院の協働での学びを促進するロールプレイ授業の開発を進めた。学部横断的に「小中学校コースの保健体育の教員志望学生」と「養護教諭コース学生」が組み、それぞれの卒業後の教員を演じ、さらに、教職大学院生がここに「管理職」役として参加するプログラムを開発している。 さらにこれを4年生後期に行うことが求められている教職実践演習において試行した。教職実践演習は教員となる学生の実践力を高めることを目的とした授業であり、本研究開発の目的である学校内の安全管理を通した学校教員間のコミュニケーション力向上教育はまさにこの授業の目的に沿うものである。 また、このプログラムでは事前学習用オンデマンド教材を開発し、事前に学生が授業で実践する活動内容を動画を通して学習できるように工夫した。さらにアクションカードを用いることで、より具体的に行動できるように工夫を加えている。この新しい取り組みはこの研究により開発中の教育プログラムの効果を上げるものであると考えている。 これらより本研究は順調に進行していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
今回試行した授業の振り返りアンケートの分析を進めており、この内容を教職実践演習用教育プログラムの改善にフィードバックしていく。また、現職教員に向けたプログラムの開発も進めている。このプログラムを教育委員会の理科部会等の協力を得、研修会で思考することを計画している。また、学校での研修に活用可能なプログラム開発に関しても現職養護教諭のチームと連携して進めており、試行を目指している。
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