研究課題/領域番号 |
23K25709
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補助金の研究課題番号 |
23H01012 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
大津 史子 名城大学, 薬学部, 教授 (90329772)
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研究分担者 |
灘井 雅行 名城大学, 薬学部, 教授 (00295544)
牛田 誠 名城大学, 薬学部, 准教授 (00825424)
黒野 俊介 名城大学, 薬学部, 教授 (20588892)
長谷川 洋一 名城大学, 薬学部, 教授 (90535098)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 学修DXプラットフォーム / withコロナ / VR教材 / メタバース / 薬学 / 学修DX / VR教育 / 教育プラットフォーム |
研究開始時の研究の概要 |
withコロナの時代において、社会状況の変化にレジリエントに対応するため、DPで求める能力を培うために必須の能力に焦点をあて、バーチャルな環境で学修の継続ができるVR教材等を開発する。さらにこれまでに開発してきたデジタルコンテンツを集約し、1年~6年までの学生が、時間や場所、学年を選ばず、シームレスに学修できる学修DXプラットフォームを開発する。このプラットフォームに医療現場の現役薬剤師の参加を可能とすることで、社会人と学生のコラボレーションとコンペティションの場を創出する。社会の教育資源を大学に取り込むことで、さらに環境の変化にレジリエントに対応する学修環境とし、教育の質保証を推進する。
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研究実績の概要 |
withコロナの時代において、社会状況の変化にレジリエントに対応するため、DPで求める能力を培うために必須の能力に焦点をあて、バーチャルな環境で学修の継続ができる教材等を開発する。さらにこれまでに開発してきたデジタルコンテンツを集約し、1年~6年までの学生が、時間や場所、学年を選ばず、シームレスに学修できる学修DXプラットフォームを開発する。このプラットフォームに医療現場の現役薬剤師の参加を可能とすることで、社会人と学生のコラボレーションとコンペティションの場を創出する。社会の教育資源を大学に取り込むことで、さらに環境の変化にレジリエントに対応する学修環境とし、教育の質保証を推進することを目的とする。 2023年度は、初年度として、基盤となる薬治DXプラットフォームの開発に着手した。特に、デジタルコンテンツの入り口及び学修履歴の収集のみならず、医療におけるAI利用に関する事例の紹介やオープンエデュケーションJMOOCなどの窓口としての機能とした。これにより、これまで開発してきたコンテンツの集約プラットフォームの基礎が整備できた意義は大きい。また、薬物動態の動画教材の膜透過が完成した。目に見えない部分を動画教材とすることで、いつでもどこでも確認できるレジリエントな教材として、薬治DXプラットフォームから視聴できるように整備した。新たに環境の変化にレジリエントに対応するため、無料公開されているメタバース空間での実現可能性を検討した。その結果、VRで検討を予定していた体験を実現できるメタバース空間を開発した。また、これまで作成したVR教材を用い利用した群と利用していない群での関連知識の定着およびARCSモデルによる評価を行った。その結果、知識の定着においては、紙教材と同等であり、興味関心などモチベーションの向上には大きく寄与することを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は基盤となる薬治DXプラットフォームの開発に着手し、利便性の高いプラットフォームの基盤を構築できた。また、VR教材は、VRゴーグルが必要かつ開発費も高額であることから、環境の変化にレリジエントに対応するために、メタバース空間での代替を検討し、実現できたことで、計画は概ね順調に進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度構築した教材の教育効果の検証を行う。具体的には、該当するカリキュラムにおいて、これらを使って自己学習を行い、行った群と行わなかった群での関連知識の定着及びARCSモデルによる学習意欲の調査を行い比較する予定である。また、昨年度の検証結果を踏まえ、AIオンライン服薬指導の改修を行う。さらに、VR・動画教材の追加開発を行う。薬治DXプラットフォームは、前年度からの開発を継続する。特に、PBLで学生がグループで作成したケアプランに対し、医療現場の薬剤師と意見交換できる仕組みを開発する。
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