研究課題/領域番号 |
23K25716
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補助金の研究課題番号 |
23H01019 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
白井 詩沙香 大阪大学, サイバーメディアセンター, 講師 (30757430)
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研究分担者 |
上田 真由美 追手門学院大学, 経営学部, 教授 (30402407)
小野 淳 千里金蘭大学, 教育学部, 教授 (30342182)
兼宗 進 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (00377045)
竹村 治雄 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 特任教授 (60263430)
長瀧 寛之 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 教授 (20351877)
西田 知博 大阪学院大学, 情報学部, 教授 (00283820)
村上 正行 大阪大学, 全学教育推進機構, 教授 (30351258)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2026年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 情報教育 / 高大接続 / 一般情報教育 / 学習支援システム / ラーニング・アナリティクス / ラーニングアナリティクス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,高等学校の共通教科「情報」および大学の一般情報教育において,主体的・対話的で深い学びを実現するために,体験的な学びを通して情報の科学的な理解を促進する教材と授業内外の学習活動を効果的に活用した授業モデル,ならびに多様な学びを対象とした自己調整学習支援環境を設計・開発し,その効果を検証することを目的とする。この目的を達成するために,(1)共通必履修科目「情報I」を対象に,体験的な実習教材および反転授業を取り入れた授業モデルの開発と評価,(2)新学習指導要領を踏まえた大学の一般情報教育の授業設計,(3)多様な学習活動データに基づく自己調整学習支援環境の開発と評価に取り組む。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,高等学校の共通教科「情報」および大学の一般情報教育において,主体的・対話的で深い学びを実現するために,体験的な学びを通して情報の科学的な理解を促進する教材と授業内外の学習活動を効果的に活用した授業モデル,ならびに多様な学びを対象とした自己調整学習支援環境を設計・開発し,その効果を検証することである。この目的を達成するために,(1) 共通必履修科目「情報I」を対象に,体験的な実習教材および反転授業を取り入れた授業モデルの開発と評価,(2) 新学習指導要領を踏まえた大学の一般情報教育の授業設計,(3) 多様な学習活動データに基づく自己調整学習支援環境の開発と評価に取り組む。本年度は,研究課題1については,共通必履修科目「情報I」の「情報通信ネットワーク」分野の学習項目を対象に,教材・授業モデルの開発と高等学校での教育実践研究に取り組んだ。具体的には,情報通信ネットワークの仕組みを体験的に学ぶためのインタラクティブ教材 ProtoSimを開発し,研究協力者の高等学校教員の協力を得て,高等学校で教育実践研究を行った。また,研究課題2については,数理・データサイエンス・AI教育プログラム等を参考に,研究分担者を含む関係者で議論を重ね,授業内容・計画案を策定した。また,授業で利用するプログラミング学習環境等の選定を行った。研究課題3については,反転学習における動画による事前学習時の支援方法について検討するために,オープンソースで開発が進められている,YouTube等に登録された短時間の動画コンテンツ(以下,マイクロコンテンツ)を順に並べて提供するマイクロコンテンツ教材システム「LTI-MC」を用いて,高等学校で生徒が動画を視聴する際の視聴行動について調査を行うために,データ収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
各研究課題ともに,当初の計画通りに準備・検討,開発,教育実践による評価等を進めることができた。また,一部成果については,国内の学会で発表し,関連分野の教育・研究者とも意見交換を行うことができたため,おおむね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
今後も各研究課題の実施計画を推進する予定である。研究課題1は,「情報通信ネットワーク」分野については昨年度末に実施した教育実践研究の結果を分析し,取りまとめ,国際会議等で発表するとともに,応用編の教材開発・教育実践を行う予定である。さらに,2024年度以降は「情報デザイン」分野の教材・授業モデルの開発にも取り組む。研究課題2は,2023年度に策定した授業内容・授業計画に基づき,2024年度は具体的な教材開発に取り組む。2025年度以降は,教育実践の実施と教材改善を進める予定である。研究課題3は,2023年度に収集したデータを解析し,解析結果に基づく,支援方法の検討・開発・評価を進める。
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