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数理モデルを立て分析する能力を育成する数学教材と授業法及びカリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K25725
補助金の研究課題番号 23H01028 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関津山工業高等専門学校

研究代表者

松田 修  津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 教授 (60342549)

研究分担者 齋藤 純一  東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 教授 (00469579)
長水 壽寛  福井工業高等専門学校, 一般科目(自然系), 教授 (10259856)
山中 聡  津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 講師 (20804066)
松野 高典  大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30311046)
山下 哲  木更津工業高等専門学校, 基礎学系, 教授 (40259825)
相場 大佑  福井工業高等専門学校, 一般科目(自然系), 准教授 (50735123)
稗田 吉成  大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80321454)
前澤 孝信  津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 准教授 (90548398)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2026年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
キーワード数理モデル / 数学教材 / 授業法 / 分析力 / 教育スキル / 数学教育
研究開始時の研究の概要

本研究では,数理モデルを立て分析する能力の育成にふさわしい教材と,授業法とは何かを明らかにし,高専の数学教育の中に,数理モデルを立て分析する能力の育成を重視する授業を配置した新しいカリキュラムを提示する.さらに,教師にとっても学習者にとっても,数理モデルを立て分析する能力を評価する最適な方法を提示し,教員の教育スキル向上のための授業法ガイドブックの提示,普及のための研究会とセミナーを開催する.

研究実績の概要

近年,大学・高専に対して,数理・データサイエンス・AIを適切に活用し,課題を解決するための実践的な能力を育成する教育実践が強く求められている.それは,現実の事象に対して数値的データを取り出し,そこから数理モデルを考え,そのモデルを解析することで問題解決を図るというプロセス(数理モデル化過程)を意識するものである. 高専において,数理モデル化過程は,卒業研究という科目において体験できるようになっている.その上で,数学の通常授業で数理モデルを立てデータ分析することが少しでも達成できれば,それは,数理モデル化過程を身に着けるための基礎的な役割を果たすものと考える.このようなことから,本研究では,数理モデルを立てる教材研究と授業法の研究,数理モデルを分析する教材研究と授業法の研究を行っている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は,これまで研究した教材を基に,数理モデルを立て分析する能力を育成する授業とは何かを議論し,並行して,高専の数学の各科目の中に,どのタイミングで,具体的にどのような形の授業が導入できるのかを議論し結論を出すことであった.その後,与えられたデータを数理モデル化に誘う指導法と,学生が立てた数理モデルをブラッシュアップする指導法を研究し,それらを総合的にまとめた授業法を確立することとしていた.その具体的な内容は以下である.
① 各科目の適切な単元,適切な内容,適切な時間配分の洗い出し ② ①で決定されたそれぞれの数理モデルを訓練する教材および授業法,評価方法の提示 ③ ②で提示された教材および授業法,評価方法の意義と有効性の検討 ④ 教員の教育スキルに関する内容を洗い出す. ③と④が計画通りに進むことができなかった.

今後の研究の推進方策

2024年度は,2023年度に残した計画を実施し,その上で開発した教材および授業法,評価方法を試行して,教材および授業法,評価方法の意義と有効性を検証する.同時に,新しいカリキュラムと教員の教育スキルを向上させる方法の具体案を提示する予定である.具体的には,
① これまで提示された教材および授業法,評価方法の意義と有効性の検討 ② 教員の教育スキルに関する内容を洗い出す. ③ 数学モデリングの具体的な教材,授業法の試行  教材および授業法,評価方法の意義と有効性を検証

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (17件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (13件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] On Galois polynomials with cyclic Galois group in skew polynomial rings II2023

    • 著者名/発表者名
      本郷克典,池上叶流,山中聡
    • 雑誌名

      京都大学数理解析研究所講究録

      巻: 2229

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高専における数学専門科目の授業実践について-「集合と位相」での実践報告-2023

    • 著者名/発表者名
      山中聡
    • 雑誌名

      津山工業高等専門学校紀要

      巻: 65

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] On Galois polynomials of Artin-Schreier type in skew polynomial rings2024

    • 著者名/発表者名
      山中聡
    • 学会等名
      京都大学RIMS共同研究
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] プラナリアとイモリの再生能力に着目した高専生向け実験実習の開発2024

    • 著者名/発表者名
      前澤孝信, 小林るみ, 柴田典人
    • 学会等名
      日本生物教育学会第108回全国大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 数理モデルを立て分析する能力を育成する数学教材ー そして授業法及びカリキュラムの開発 ー2023

    • 著者名/発表者名
      松田修
    • 学会等名
      日本数学教育学会第104回全国算数・数学教育研究(青森)大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] マレーシア INTEC の数学教育と編入学試験について2023

    • 著者名/発表者名
      松田修,高田功,長水壽寛,森本真理,斎藤純一
    • 学会等名
      日本数学教育学会第104回全国算数・数学教育研究(青森)大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 先進科学系実験実習(数学)の紹介2023

    • 著者名/発表者名
      松田修
    • 学会等名
      第23回グラフ電卓研究会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 交代完全数の研究2023

    • 著者名/発表者名
      澤田晴丈,岡崎莉輝斗, 松田修
    • 学会等名
      第21回日本フィボナッチ研究集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 正n角形の対角線とチェビシェフ多項式と隣接行列の関係2023

    • 著者名/発表者名
      高山晴一朗, 松田修
    • 学会等名
      数学教材及び数理モデル教材の研究と開発に関する研究集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ガロア群A5をもつ5次方程式の研究2023

    • 著者名/発表者名
      加藤夏帆, 松田修
    • 学会等名
      数学教材及び数理モデル教材の研究と開発に関する研究集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ルービックキューブを揃えるレゴロボットの制作2023

    • 著者名/発表者名
      秋本和奏,大内陽葵,田窪天音,米井夕希,松田修
    • 学会等名
      数学教材及び数理モデル教材の研究と開発に関する研究集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] KeTCindyを用いたハイブリッド型授業への挑戦2023

    • 著者名/発表者名
      山下哲
    • 学会等名
      日本数学教育学会第105回大会要旨集(青森大会)
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] アクティブラーニングを重視したハイブリッド型授業の検討2023

    • 著者名/発表者名
      山下哲
    • 学会等名
      日本高専学会第29回年会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 数学オンラインテストシステムと動的幾何システムを組み込んだオンライン学習2023

    • 著者名/発表者名
      菰田智恵子,山下哲,他2名
    • 学会等名
      第6回数学教育セミナー「オンラインを利用した数学教育の現状とこれから」
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 数理モデルを構築する能力とAI リテラシーを涵養する教材例2023

    • 著者名/発表者名
      松野高典,梶真理香,他4名
    • 学会等名
      日本高専学会第29回年会講演
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] 新応用数学 改訂版2023

    • 著者名/発表者名
      高遠節夫,山下哲,他6名
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      大日本図書
    • ISBN
      9784477035024
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] 新応用数学問題集 改訂版2023

    • 著者名/発表者名
      高遠節夫,山下哲,他6名
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      大日本図書
    • ISBN
      9784477035024
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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