研究課題/領域番号 |
23K25747
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補助金の研究課題番号 |
23H01050 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 中央大学 (2024) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2023) |
研究代表者 |
田中 春仁 中央大学, 人文科学研究所, 客員研究員 (40727666)
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研究分担者 |
中島 俊 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (10617971)
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2026年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 睡眠時無呼吸 / 不眠症 / レジストリ / 併存 / 睡眠障害 / COMISA / 責任のある研究活動 / 睡眠時無呼吸症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
不眠症と睡眠時無呼吸症候群は高率に併存し、それぞれの症状の重症化を引き起こすものの、併存する二つの疾患に対する治療法は確立されて いない。このような背景から近年、Co-Morbid insomnia and Sleep Apnea(COMISA)という概念が提唱され、病態の解明と治療法の確立が望ま れている。そこで本研究では、COMISAの病態の解明およびCOMISAに最適化した治療法の確立を目指す。この目的の達成のために、COMISAを中心 とした睡眠障害患者のデータを蓄積するレジストリを作成し、集約したデータに基づき、COMISAの病態解明及び各種治療の反応性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、睡眠外来を受診した一般臨床で終夜睡眠ポリグラフ検査を受けた睡眠の困りごとを抱える受診者を対象に症例レジストリの構築を行い、構築した症例レジストリから不眠症と睡眠時無呼吸症候群の併存に関する病態であるCo-Morbid Insomnia and Sleep Apnea(COMISA)の病態の解明を目的とするものである。COMISAは“眠れない”が困りごとの不眠症と“眠気”が困りごとの睡眠時無呼吸症候群の併存であり、相反する主訴の併存を特徴としたものである。そのため、治療も単独の疾患では治療アルゴリズムが確立されているものの、併存時の治療アルゴリズムは確立されておらず、その病態解明及び治療法の確立が望まれている。 この目的の達成のために、①多種多様なデータの解析が可能となる症例レジストリを構築する。症例レジストには対象者の人口統計学的情報、診断、既往歴、服用薬物、受診頻度・回数、持続陽圧療法や心理療法といった各種介入データ、血液生化学データ、各種患者報告式アウトカムで得られたデータを格納し、②格納されたデータに基づく解析を予定している。 現在は、複数の睡眠クリニックと連携し、COMISAや不眠症、睡眠時無呼吸症候群の患者データを格納する症例レジストリの構築を進めるのと同時に、先行研究をレビューし、COMISAに特徴的な。また、レジストリの構築をすすめるとともに、責任のある研究活動の観点から医療データの利用についての一般市民を対象とした調査を計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
現在、研究レジストリの構築を実施していることに加え、責任のある研究活動として調査研究の実施も進めているため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、レジストリの登録を進めるとともに、調査研究の実施を進める。
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