研究課題
基盤研究(B)
位相空間における粒子の分布構造は,プラズマ中の様々な現象を駆動しており,その観測はプラズマの基礎・応用・核融合に共通する重要課題の1つである.本研究は,光の空間構造を制御して利用することで,プラズマの大域的な位相空間構造を画像化する新たな分光法の開発を目的としている.本研究では,構造化照明に結像系を導入することで,世界で初めてゴーストイメージングを厚みのある半透明物体(プラズマ)の空間分解測定に適用する.さらに,再結合プラズマで観測されている突発的な径方向輸送現象の可視化へと応用することで本測定法の有効性を示す.